今朝も紙面を開けば、コボちゃんと楽しい家族がいる。1982年4月に始まった読売新聞朝刊の4コマ漫画『コボちゃん』を連載中の植田まさしさんが27日、77歳を迎えた。病気療養による休載などを挟みながら、思わず頬が緩む1万4693回の物語を届けてきた。(文化部 高梨しのぶ)「コボちゃん」を40年以上本紙に連載している植田まさしさん(20日、東京都新宿区の自宅の仕事部屋で)=安川純撮影「コボちゃん」を40年以上本紙に連載している植田まさしさん(20日、東京都新宿区の自宅の仕事部屋で)=安川純撮影規則正しく生活

 「人や笑いの本質は変わりません。4コマ漫画を描いて、自分で『面白い』と思ったものは、受け取り手にも良いと思ってもらえる。自分は一番最初の読者。面白いと思うものを描いていきたいです」
 仕事場を訪ねると、穏やかに語った。現在も『コボちゃん』や『かりあげクン』など4作品を連載する。長く続く
秘訣(ひけつ)
は、規則正しい生活だ。療養前は午前10時半頃に起床し、仕事をして午前3時半に就寝していた。療養から復帰後は、未明まで起きることはなくなった。朝は午前7時10分に目覚めて「すぐに描くテーマを考え始める」という。
 午前9時にサラダ、卵焼き、果物、ヨーグルトなどの朝食をとると、以後ずっと作品を描く。午後3時までに昼食をとり、午後7時頃、自ら夕食を作る日もある。「小学4年から、週1回、家族のご飯を作っていたんですよ」。午前0時までには眠る生活だ。 最も忙しい時期は、月に150本の作品を量産した。1日に5本描く計算だが「今でも5本描けますよ。先日も描いた」と、さらりと言う。ただ、「1本描くのも、最初のうちは大変でした。ヒーヒー言って何日もかけて描いていた」と若手時代を振り返る。

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