中盤の方針を練る両対局者=若杉和希撮影
竜王戦のランキング戦3組決勝・池永天志六段-本田奎六段戦は夕方、両者が熟慮を繰り返し、バランスを取り合う中盤戦です。
1枚の本戦切符をかけた戦い、角換わり先手「飛車先保留」で序盤から駆け引き<3組決勝・池永天志六段-本田奎六段>
池永六段と本田六段は前期竜王戦4組ランキング戦準決勝で対戦しており、本田六段が勝利しました。その時、研究負けした池永六段は力を発揮できず、棋士室での感想戦で悔しさをあらわにしていました。今年は3組決勝で顔を合わせました。角換わりの先手番で池永六段は序盤、飛車先を2六で保留する工夫を見せ、本田六段の研究を警戒した可能性があります。
コーヒーを手に考える本田六段=若杉和希撮影
昼の時間帯、本田六段は眼鏡をはずし缶コーヒーを飲みながら考慮していました。池永六段も缶コーヒーを手に戻り、盤面を凝視していました。午後、先手は決断の自陣角▲5六角を打ち、局面をほぐし始めました。攻めの棋風の本田六段は△9五歩と突き捨て、△9六歩と垂らしました。 昼過ぎからは互いに間を取り合う指し手が続いています。後手は9筋を詰め、先手は2筋を軽くしました。両者、主張がある将棋です。時間を使っての読み合いが繰り広げられ、昨年の竜王戦とは違う展開です。午後4時過ぎ、一気の攻めは難しそうなところで、本田六段は△8六歩~△7五歩と動いていきました。(吉田祐也)








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