巨人2―0中日(セ・リーグ=7日)――巨人が投手戦を制した。七回、門脇の適時打で均衡を破り、押し出し四球で1点を追加した。山崎伊は、今季初完封。中日は、中盤の好機を逃したのが痛かった。◇ 巨人のブルペンで救援登板に備えていた西舘勇陽(中大)が、九回の守りを前に投球練習を切り上げた。「バロメーターのフォークが良かったので、まだいけると判断した」と阿部監督。最終回のマウンドにも、先発の山崎伊が上がった。完封で3勝目を挙げた山崎伊=黒瀬祐生撮影完封で3勝目を挙げた山崎伊=黒瀬祐生撮影 先頭は4番の細川。3球で追い込むと、フォークを鋭く落とし、空振り三振を奪った。続く中田には149キロに達する直球を見せながら、フルカウントの末に左飛で退けた。岡林を外角球で遊ゴロに打ち取り、119球で今季初完封。張り詰めていた表情を、ようやく崩した。

完封で3勝目を挙げ、笑顔を見せる山崎伊(右)(7日)=青木瞭撮影完封で3勝目を挙げ、笑顔を見せる山崎伊(右)(7日)=青木瞭撮影 打線は中日の涌井に苦しみ、六回までわずか1安打。「先制点を与えないことが大事」と懸命に腕を振り、援護を待った。六回に一死一、二塁のピンチで、細川を空振り三振、中田を遊飛に仕留めると、直後に味方が2点を奪った。 多彩な球種が持ち味だが、器用であるがゆえに、変化球に偏ってしまうのが課題でもある。要所で力のある直球を交え、内外のコースを突いて相手打線に的を絞らせず、中田は「シュートもしっかり食い込んできたし、外のコントロールも良かった」と振り返った。七~九回はギアを上げて無安打に抑えた。杉内投手チーフコーチは「後半に入って球速も上がった。やっぱり、先発として燃えるものがあったんでしょう」と見た。 プロ初完封は昨年10月のシーズン最終戦だった。チームの順位が固まっていた中での完封勝利とは、ひと味違った喜びがあるだろう。「(完封は)投手の一番の仕事。こういう試合を1試合でも多くできたらいい」。25歳の右腕は、また新たな自信を手にした。(平山一有)巨人・阿部監督「(山崎伊は)最後振り絞って頑張ってくれたので、素晴らしい完封だったと思う。(門脇の先制打は)何とかしようとしているのがよく分かったし、普段からあのくらい、がっついてほしい」

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