男子110メートル障害で優勝した村竹ラシッド(左)(29日)=三浦邦彦撮影男子110メートル障害で優勝した村竹ラシッド(左)(29日)=三浦邦彦撮影 陸上・織田幹雄記念国際(29日・ホットスタッフフィールド広島)――男子110メートル障害は日本記録保持者の村竹ラシッド(JAL)が13秒29(向かい風0・6メートル)で優勝。男子3000メートル障害は、昨年の世界選手権6位入賞の三浦龍司(SUBARU)が8分22秒07の大会新記録で制した。パリ五輪の参加標準記録(8分15秒00)はクリアできず、代表内定とはならなかった。女子100メートル障害は、昨秋のアジア大会銅メダルの田中佑美(富士通)が13秒00(向かい風0・1メートル)で制した。

三浦、大会新でも「動きのキレも含めてまだまだ」男子3000メートル障害を制した三浦龍司(中央)(29日)=三浦邦彦撮影男子3000メートル障害を制した三浦龍司(中央)(29日)=三浦邦彦撮影 三浦は男子3000メートル障害の今季初戦を快勝。終始2番手につけ、ラスト1周でギアを上げて振り切った。8分22秒台の大会新記録に「動きのキレも含めてまだまだだが、慣れておくべき雨のレースでも結果を出せた」と納得の表情。昨季の世界選手権で6位入賞し、パリ五輪の参加標準記録(8分15秒00)を満たせば、代表に内定する立場。今後は海外を転戦し、参加標準記録突破を目指す。