宮崎交通は路線バスのダイヤ改正を行い、今月から、宮崎市内を走る路線を中心に16路線106便を減便している。運転士の残業規制が強化される「2024年問題」や、慢性的な運転士不足への対応という。

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 減便した路線は「宮交シティ―国富が丘団地」「宮交シティ―飛江田団地―文化公園」など。減便数は通勤通学への影響を抑えるため、平日は23便にとどめ、土曜は42便、日曜祝日は41便。「宮崎駅―木花台―大学病院」など需要の大きな路線は10便増やした。

 同社のバス運転士は326人(3月1日現在)。利用の多い平日は44人足りず、休日を変更するなどして便数を維持してきたが、4月から時間外労働の上限が規制され、更なる人手不足が懸念されていた。ダイヤ改正による業務削減効果は平日1人分、土曜3人分、日曜祝日2人分という。