
「まさか自分が…」今治市の建築板金工・中浦昌彦さんが「現代の名工」に 宝厳寺屋根など伝統の技光る 愛媛
優れた技能を持つ人に贈られる「現代の名工」に、愛媛県今治市の建築板金工、中浦昌彦(なかうら・まさひこ)さんが選ばれました。
(中浦昌彦さん)
「まさかこんな自分が名誉ある賞をもらえると思っていなかったのでありがたい」
中浦昌彦さんは現在63歳。
父親の後を継いで板金職人の道に進み、神社仏閣など日本の伝統建築を数多く手がけてきました。
松山市の宝厳寺(ほうごんじ)で、2016年に再建された「一遍上人堂」の銅板葺きの屋根も、中浦さんが施工しました。
(中浦昌彦さん)
「銅板に関しては自分の思うように丸くなったり、膨らんだり、いろいろなことができるのが魅力。イメージが頭の中にあってイメージ通り。それが職人の難しいところでもある。他人から見たら」
中浦さんの技術が高く認められ、愛媛県外からも依頼が寄せられるなど、歴史的な建物の維持や景観の保全に尽力していることが評価されました。
中浦さんは、小学校での「ものづくり教室」の講師を務めるなど、技術の継承にも力を入れていて、「板金の魅力を若い人たちに伝えていきたい」と話していました。
6日発表された「現代の名工」には、愛媛県内から中浦さんのほかに西条市の半導体チップ製造工、石飛弘志(いしとび・ひろし)さんも選ばれています。
