北海道放送

【写真を見る】指定ごみ袋値上げ最大4.5倍で品薄発生 処理施設火災による札幌への列車運搬費用が膨らむ中で住民に買いだめの動き 北海道七飯町

■ごみを列車で札幌へ輸送 処理施設火災による深刻な影響

毎日の私たちの生活に大きな影響を与えるのがごみの収集ですが、北海道南部の七飯町では、「指定ごみ袋」を一気に4.5倍と大幅に値上げする案が示されました。その背景を取材しました。

10月23日午後の函館の貨物駅では、約5時間かけてコンテナが札幌へ運ばれていますが、その中身は「可燃ごみ」です。

でもなぜ「ごみ」をわざわざ、列車で運ぶのでしょうか。

こちらは、北海道北斗市のごみ処理施設「クリーンおしま」です。4月29日、火災が発生しました。鎮火までの6日間にクレーンの操作室や制御室などが焼け、唯一の焼却施設の停止で渡島地方の10の市と町の「燃えるごみ」の焼却ができなくなっているのです。

麻原衣桜記者
「クリーンおしまには、可燃ごみがフレコンバックと呼ばれる袋型の大型容器に入れられ保管されています」

1週間で溜まる「燃えるごみ」は約500トンに上ります。これを処理するために追加の費用を負担して鉄道などで札幌市や北海道苫小牧市など10箇所に運び、焼却しています。

■修繕費100億円のしかかる負担 ごみ袋最大4.5倍値上げで品薄も

渡島廃棄物処理広域連合によりますと、「クリーンおしま」の修繕費は約100億円と試算されています。負担するのは北斗市と渡島地方9つの町です。施設は2028年7月の再稼働を目指していますが、個別の負担額は、今後の10年で北斗市が23億円、七飯町は21億円が見込まれています。

麻原衣桜記者
「一方、七飯町では、日頃のごみ収集などに必要な財源を確保するための方針を示しました。それが、町指定のごみ袋の値上げです」

七飯町では「可燃ごみ」「粗大系可燃ごみ」「不燃ごみ」の袋を1リットルあたり3円程度の値上げを検討しています。

Share.