ボーイングは、旅客機から貨物機への改修モデルである「737-800BCF(ボーイング・コンバーテッド・フレイター)」の通算200機目を引き渡したと発表しました。節目の機体は航空機リース会社のバブコック・アンド・ブラウン・エアクラフト・マネジメント(BBAM)に納入され、バーレーンに拠点を置く貨物航空会社テクセル・エア(Texel Air)へリースされました。

 通算200機目の改修完了を記念した特別塗装が施された同機は、10月10日にニュージーランドのオークランドで開催された記念式典を経て、新たな貨物機としての運航を開始しています。今回の受領により、テクセル・エアがニュージーランドを拠点に運航する737-800BCFは計7機体制へと拡大し、ニュージーランド郵便(NZ Post)や物流大手のフレイトウェイズといった顧客向けに貨物輸送能力を提供します。

 テクセル・エアの創業者兼会長であるジョン・チズム氏は、「ニュージーランド拠点の機材が追加されることで、緊急性の高い貨物輸送や特殊なチャーター需要への対応、さらには航空貨物に依存する地域社会や企業を結ぶ上で、ビジネスニーズに応える柔軟性が一段と高まります」とコメントしています。

 737-800BCFは、拡大するエクスプレス貨物や郵便、Eコマースの輸送需要に対応するため、ボーイングが737型機のプラットフォームをベースとした初の改修プログラムとして2016年にローンチしました。2018年の初号機納入以来、順調に実績を重ねており、これまでに250機以上の確定発注およびコミットメントを獲得するなど、ナローボディの貨物機としてベストセラーとなっています。改修にあたっては、ボーイングが設計やパーツキットを供給し、指定のMRO施設の専用ラインにて旅客用客室設備の撤去や床梁の強化、メインデッキの大型カーゴドアおよび貨物搭載システムの新設などが行われます。

 ボーイングで客室・改修・保守・デジタルサービス担当バイスプレジデントを務めるリンジー・ダグラス氏は、「737-800BCFの200機達成はプログラムにとって重要なマイルストーンであり、老朽化したナローボディの貨物機の後継機としての高い信頼性や効率性、適合性を裏付けるものです。長年のパートナーであるテクセル・エアおよびBBAMとともにこの成果を祝うことができ誇りに思います」と述べています。Photo : Boeing

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