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アーティスト

山口真和、高津戸優子

本展は、Pot Gallery(南青山)とGALLERY KTO(原宿)の2拠点で同時開催され、それぞれ異なる空間の特性を生かしながら、一つの展覧会として展開します。展示タイトルの「Ghost(ゴースト)」は、幽霊や亡霊など、かつて身体をもっていたものの気配や痕跡を意味します。一方、「Geist(ガイスト)」は、ドイツ語で精神、意識、思考、魂など、目には見えない精神的な存在を指す言葉です。山口真和と高津戸優子は、ともにドイツに長年滞在し、学んだ経験を持ちます。二人とも絵画を出発点としながら、素材やその物質性に関心をもち、土、和紙、寒冷紗、光などを取り入れ、それぞれの方法で表現を立体や空間へと広げています。山口は一貫して、他者の存在や自他の境界、そこに生じるイメージの揺らぎに関心を寄せてきました。

絵画や陶、紙など異なる素材を行き来しながら、他者の存在や個の輪郭がどのように揺らぐのかを探っています。本展では、これまでの作品と近作を通して、顔や身体がさまざまな像として現れるあり方に目を向けます。近作では、土から形づくられた身体に和紙を重ねて拓を取り、接触や転写、異なる物質との関係を経ながら変化していく像を展開しています。高津戸は、素材との関わりを通して、形や身体に縛られない精神の自由さに目を向けます。子どもがつくった折り紙のゴーストを陶器で形にしたことをきっかけに、存在していないものを存在しているように感じ取ることへの好奇心から、そのイメージをひとつの形や意味にとどめず、抽象的な色や形、光へと展開しています。麻布や寒冷紗の透過性や、描く行為によって生まれる痕跡、LEDの光を取り込みながら、そこに何かが存在する、という感覚を探り、絵画を壁面から空間へと拡張します。本展では「ゴースト/ガイスト」という二つの言葉を手がかりに、それぞれの視点から、身体や物質として確かにそこにあるものと、触れることはできなくても感じられるもの、その双方に目を向けます。物質と精神、可視と不可視のあいだを行き来しながら、私たちはいま、何を「そこにある」と感じるのか、そして「存在する」とは何かを探ります。

[関連イベント]
1. アーティストトーク
日時: 2026年10月31日17:00〜17:30
登壇者: 山口真和、高津戸優子
2. シンセサイザー・ライブ
日時: 2026年10月31日15:00〜17:30
登壇者: Takazudo、Henna Onna / YUMMY
※イベント詳細は公式ホームページよりご確認ください。

#絵画・平面#彫刻・立体#インスタレーション#陶芸・漆#パーティー#トーク#音楽

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