ミラノに来るのは、今回で4回目。

仕事で訪れることが多かったけども、何度か来ている街なのに、ちゃんと歩いたことは意外と少なかったかも。

今回は少し時間をつくって、ドゥオモからブレラ地区まで街を歩いてみました。

まずは、やっぱりドゥオモ。何度見ても、その大きさと細かな装飾には圧倒されます。

いつ来ても賑わっている場所です。

広場には観光客がたくさんいて、いかにもミラノの中心という雰囲気。

でも、そこから少し歩くだけで、街の表情が変わっていきます。

ガレリア。言わずもがな「ディズニーランド」の。。。モデルになったとこ。

今回歩いてみたかったのが、ブレラ地区。石畳の道に古い建物が並び、カフェや小さなショップ、

そしてギャラリーなどが点在しています。東京でいうと青山や神楽坂のような雰囲気もあるけれど、

建物の古さや道のつくりが違うだけで、ずいぶん空気が変わってます。

裏の路地に入れば、そこは別世界。

観光地というより、昔からそこに暮らしている人たちの生活の中に、

ショップやレストランが自然に入り込んでいる感じがまた素敵です。

そして、ブレラを歩いていて、ふらっと立ち寄ったのが「VERO」というジェラテリア。

まだミラノに2店舗だけだそう。そのうち日本にも上陸するかも?!

ショーケースに並ぶジェラートを眺めているだけでそそる!

結局、定番(ヨーグルト)とシーズナルの桃を。素材の味がちゃんと残っているし、

ジェラートを街歩きの途中でさらっと食べられるのが最高です。

ヨーグルトともも。混ぜるともう最高でした。

ここは店の佇まいもすっきりと美しく、まさにイタリアに来たらジェラート!ということで。

そして、もうひとつ楽しみにしていたのが、EATALYの本店。東京にもありますが、

やっぱり気になるので(笑)

入口にはたくさんの植物が。ワクワクする〜

食材やワイン、惣菜、キッチン用品まで、とにかくいろいろなものが並んでいて、見ているだけでも楽しい。

日本のスーパーマーケットとも、デパ地下とも少し違う。食べることが、暮らしや文化とつながっていることを感じる場所だったな。

スケールが!まさに食のデパート。

1階のグロッサリーでは、期限切れ間近のものが、かなりリーズナブルに購入できるコーナーもあって、

お土産にもってこいです。ほぼほぼ、ここで済ませられるかも?

ミラノを歩いていて面白いのは、観光名所と日常の距離が近いこと。

大きなブランドショップが並ぶ通りから一本入ると、地元の人が通うバールがあったり、

古い建物の中に小さな店があったり。街を歩いていて、EATALYに入って、

かなり食欲が湧いたので、マークしていたレストランに。

ミラノはどこも美味しいところばかりだけど、ここは特に最高です。

「Antica Trattoria della Pesa」へ。

1880年創業という、ミラノでもかなり歴史のあるトラットリア。

店内に入ると、木の家具やテラゾーの床、昔ながらのストーブなどが残っていて、

まるで時間が少しだけ巻き戻ったような感じで、料理もリゾット・アッラ・ミラネーゼや

オッソブーコ、コトレッタなど、ミラノらしい料理が並んでいます。

今日のおすすめは冷製のミネストローネだということで頼みました!

オッソブーコとリゾット・アッラ・ミラネーゼ。

オッソブーコは骨付きの仔牛すね肉をじっくり煮込んだ料理で、

ほろっと崩れる肉と、煮込んだソースの味わいがなんとも贅沢。

そこに合わせたのが、サフランの色が鮮やかなミラネーゼのリゾット。

シンプルに見えるけれど、コクがあって、少し芯を残したお米の食感も楽しかったです。

どちらも派手な料理ではないのに、食べてみると「これがミラノの味なのか!」と妙に納得してしまう。

街を歩いたあとに食べると、なおさらおいしかった。

新しい店が次々と生まれる街の中で、変わらないものをちゃんと残していて良いな〜と感じたレストランでした。

食事の後はコーヒー&スイーツってことで、ここもマークしていたお店に。

ここは、1824年創業の「Marchesi 1824」に。

ガレリアにもある店舗は混雑しているので本店の方に。

古い建物、クラシックな家具や格天井、鏡などが残されていて、

いかにも老舗のパスティッチェリアという雰囲気。ショーケースに並ぶお菓子が最高に良いです。

いちじくとチョコレートのマッチングが最高です。

テイクアウト用に菓子パンなどもありました。

ここではコーヒーをカウンターで飲みながら、店そのものを眺めていました。

というのも、カフェとして座席を利用すると8ユーロくらい上乗せされるので(笑)

もちろん、ティラミスぅ〜も!

200年以上続く昔からのものをそのまま残しながら、

ミラノの日常にちゃんと馴染んでて、こういう場所に出会うと、

街の歴史を少しだけ覗かせてもらったような気分になりました。

あれもこれも食べたくなる!!

東京にももちろんそういう場所はあるけれど、

ミラノでは古いものを無理に新しく見せようとしていないところも良かったです。

建物も、店も、人も、時間が積み重なったままそこにあって、

その上に新しいデザインやファッションが重なっていました。

4回目にして、初めてちゃんと街を歩き仕事で来るミラノとはちょっと違う、

暮らしの中にあるミラノは、ドゥオモを見て、ブレラを歩いて、ジェラートを食べて、食材を眺める。

結局、何度来た街でも、歩いてみなければ見えないものもたくさんありました。

ミラノも、まだまだ知らない顔がありそうだな。

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塚本太朗(つかもとたろう)

THE CONRAN SHOP退社後、リドルデザインバンクを立ち上げ、

商業施設や路面店舗などライフスタイル系を中心にショップディレクションしたりデザインしたり。

また、ドイツやオーストリアから買い付けてくる日用雑貨店「マルクト」も運営。instagram→こちら

同名の著書をはじめ、ウィーンの街歩き本「ウィーントラベルブック」(東京地図出版)

近著に「ウィーンこだわり旅ブック」(産業編集センター)など著書多数。

 

 

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