福岡や熊本、宮崎など九州6県を舞台に開催された『がんばろう熊本 マイナビ ツール・ド・九州2026』です。熊本県出身選手も出場した自転車の国際ロードレース、4日間の熱戦を振り返ります。
4回目となったツール・ド・九州。
今年は『がんばろう熊本 マイナビ ツール・ド・九州2026』と題して開催され、
会場では7月の熊本地震からの復興に役立ててほしいと募金活動も行われました。
国内外の18チーム、約100人の選手がエントリー。
特に、UCI『国際自転車競技連合』のランキング1位で、世界最強チームと言われるUAEチームエミレーツ・XRGの初参戦は、ファンの注目を集めました。
【観客】
「今回UAEが来たのはすごいなと思っていて感動した」(見る価値あり?)「あり!楽しんでいる」
【浜田友里子アナウンサー】
「目の前を選手が通過すると風が吹き、また車輪の音も響いていて迫力を感じます」
観客「がんばれ がんばれ」
初日は周回レースの『佐世保クリテリウム』、比較的短いコースを何周も走り、順位を競います。
選手たちは力強くペダルをこぎファンへアピールしました。
2日目からは複数の日程で総合時間などを競うステージレース。
ステージ1は『佐賀・福岡ステージ』で、佐賀県がコースに含まれるのは初めてのことです。
玄界灘を臨む風光明媚なコースを走ったかと思えば、フィニッシュに近づくにつれ
大都会へと景色は一変します。
レースは終盤までもつれる大激戦!
3人で先頭を引っ張っていましたが、残り8キロの地点で後続の集団が追いつきます。
九州一の繁華街・天神が大声援で包まれる中最終コーナーを曲がると…最後の直線。
集団スプリントを制したのはUCIワールドチームのXDS・アスタナチーム、
マッテオ・マルチェッリでした。
翌日のステージ2は『大分・熊本ステージ』です。
大分の豊後大野市をスタートし南阿蘇村を目指します。
「原尻の滝with世界のトップ選手たち」「ここを左に曲がると一気につづら折りで奥に見えている一の宮の方に下っていくことになりますね」
10年前の熊本地震で甚大な被害を受けるも再建を果たした阿蘇神社前を疾走します。
「めちゃめちゃ迫力があった」「速すぎて一瞬だった」「かっこよかった」
戦いは残り2キロあまりから大きく動きます。
「あー一人飛び出しました」「このジャージはキナンレーシングチームだ」
「猛追を見せる後方、追いついていった」白いジャージはトタルエナジーズか?
いやUAEだ、チームエミレーツも上がってきた」
最後は横一列のスプリント勝負に。
ステージ2は世界最強チーム、UAEチームエミレーツ・XRGのイヴォ・オリヴェイラがトップでフィニッシュしました。
この日のレースを人一倍楽しみにしていた地元出身の選手がいます。
【スパークルおおいたレーシングチーム 南阿蘇村出身 楠本颯太選手】
「高校卒業して2年経ったがこのレースは日本で一番、自分にとっては大きいレースでとても楽しみだしその分、緊張もしている」
南阿蘇村出身の楠本颯太選手は愛媛県の高校を卒業後オランダに渡り武者修行、
8月に大分のプロチームに加入したばかりです。
(中学2年から競技始める)
【スパークルおおいたレーシングチーム 南阿蘇村出身 楠本颯太選手】
「小さいころからずっと自転車で遊んでいた光景の中をプロとして自転車で走るので
やはりお世話になったいろんな地元の人に自分がこうして頑張ってきた姿を見せつけられるように最後まで頑張って残りたい」
笑顔をのぞかせこの日は74位でフィニッシュ、母親が出迎えました。
【母 礼子さん】
「無事にゴールを抜けるその姿を見たくて待っていた」
【スパークルおおいたレーシングチーム 南阿蘇村出身 楠本颯太選手】
「(ステージ2を)完走して明日も走れることに安堵感がある。本業でレースをしている姿をこうして見せられてうれしい。おもしろいし、不思議な感じ」
最終日はステージ3、『宮崎日南ステージ』
残り50キロを前に、フランスの名門プロチーム、トタルエナジーズのクライマー、
ジョルダン・ジェガットが飛び出し一人旅となりますが、残り約11キロで…
「あー諦めたジェガット、よく逃げた、大きな拍手を送りたい」
日差しが降り注ぐ中、この日も最後は集団スプリントになりました。
「どうだ横一列、並んでいった。これは分からない。分からないぞー」
「オリヴェイラ突き抜けたー」
2日連続でステージ優勝を飾ったイヴォ・オリヴェイラ。
(UAEチームエミレーツ・XRG)
世界最強チームが実力を見せつけ、総合優勝に輝きました。
九州6県、440キロもの距離を走破した選手たち。
その真剣勝負に人々が興奮し圧倒された4日間でした。

熊本の最新ニュース、身近な話題、災害や事故の速報などを発信します。
