アケビのビール、名物に 山形県朝日町、全国唯一で苦味が魅力 元協力隊員・田岡さん企画

アケビのビール、名物に 山形県朝日町、全国唯一で苦味が魅力 元協力隊員・田岡さん企画

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 【山形】朝日町特産のアケビを使ったクラフトビール「アケビアー」が人気を呼んでいる。町内のアケビ生産組合が約30キロを出荷し、今年も約600リットルが醸造された。すっきりした味わいの中に、アケビのほのかな苦味が広がる。アケビを使ったビールは全国で唯一。企画した田岡知暁さん(42)は「リンゴやワインに続く、町の新たな名産品に育てたい」と力を込める。

 山形県のアケビ生産量は全国の約9割を占め、そのうち6割が同町で生産される。年間約10トンを出荷する町の特産品を生かした新たな名物を作ろうと、田岡さんが企画した。

 米沢市のクラフトビール会社や町内のアケビ農家らの協力を得て、2022年秋に完成。爽やかな味わいが特徴のラガービール方式で醸造。実と皮で風味を付け、アケビの苦味が楽しめる。アケビの学名「アケビア」とビアー(ビール)を組み合わせて名付けた。

 町内でアケビ約15アールを栽培する白田甲子郎さん(82)は「ビールを通して町特産のアケビをPRしてくれる」と期待を込める。

 田岡さんは名古屋市出身。町の地域おこし協力隊として4年間活動し、現在は、インスタグラムの町公式アカウントの運営と動画制作を担う。

 「アケビアー」について、田岡さんは「大切な人への贈り物や町を訪れた際の土産、家族のお祝いなどに使ってほしい」と話す。

 アルコール度数6%。330ミリリットル入りで、小売価格950円。町内の「道の駅あさひまち・りんごの森」や温泉施設、小売店などで販売している。町のふるさと納税返礼品にも採用されている。

 ※地方版掲載記事を電子版限定で全国公開しました。

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