CBCテレビ
10月13日、愛知県豊橋市では黄金色に実った稲穂が刈り取られていました。
(彩果園 白井俊伸さん)
「すごくいいと思う。あのまま続いてしまえば、こんな状態にはなってなかった」
【写真を見る】近年まれに見る“厳しい一年” 雨不足と猛暑を乗り越え新米収穫も… 「価格面では悲しい」 物価高でコスト増も価格に反映されず 愛知・豊橋市
農業法人「株式会社 彩果園」の白井さんは、委託を受けた市内の田んぼで収穫。ことしは近年まれに見る“厳しい一年”だったと振り返ります。
(彩果園 白井俊伸さん)
「さすがに生産者もびっくりするくらいの天候だった。この先どうなるんだろうと」
■東三河地方は深刻な水不足に
(彩果園 白井俊伸さん ことし2月)
「田植えの前に必ず代かきという作業がある。代かきは大量の水を使うので、それができないのではという懸念がある」
ことし2月、雨が降らず水瓶となっている宇連ダムの貯水率が下がり、豊橋市をはじめ東三河地方は深刻な水不足となりました。
当時白井さんは、コメ作りへの影響について…
(彩果園 白井俊伸さん ことし2月)
Q.雨が降らないと田んぼにどんな影響?
「もう本当に育たない。(稲は)枯れてしまうと思う」
■限られた水を適切に管理 必要最小限を見極めコメ作り
白井さんは水不足対策として、水を張らずに乾いた田んぼに直接種もみをまく「乾田直播」という水稲栽培の方法を取り入れましたが、不安を口に…
(彩果園 白井俊伸さん ことし2月)
「(乾田直播で)種をまいても、芽が枯れてしまうとか稲が成長しない。収穫できる喜びが一番なので(雨は)多い方がいい」
その後も度々おきた水不足と夏場の猛暑。
白井さんは、限られた水を適切に管理し、稲の生育に必要な最小限を見極めることに。また、肥料による丁寧な土作りを行い、コメ作りに向き合ってきました。
■雨不足と猛暑を乗り越え新米収穫も… 「価格面では悲しい」
そして、9月に入るとようやく恵みの雨が…
(彩果園 白井俊伸さん 10月13日)
「秋の長雨すぎる雨でたっぷり水分をもらい、とても良かった。僕らは手応え十分」
心配続きではありましたが、ことしのコメの出来は良く、ほっと胸をなで下ろしたという白井さん。しかし、生産者にとってはことしの新米の価格が古米より安くなるという問題が浮上…
(彩果園 白井俊伸さん)
「燃料代も機械代も肥料代も全部が上がっているが、どうしても価格に反映されないという悲しい面がある」
