福島イノベ構想とF-REIが連携し、10月13日(火)から4日間、幕張メッセで展示

2026年10月14日
福島県

福島県がF-REIと連携して「CEATEC 2026」に出展 福島イノベ構想とF-REIが連携し、10月13日(火)から4日間、幕張メッセで展示 コンファレンスで福島の新産業創出への挑戦・将来性を議論

 

 福島県は、東日本大震災及び原発事故で失われた浜通り地域等の産業基盤を回復するため、国家プロジェクトである「福島イノベーション・コースト構想」の下で、新産業創出に向けた企業誘致に取り組んでいます。

 また、国が設立した福島国際研究教育機構(以下、F-REI)では、世界トップ水準の研究開発と、その研究成果の産業化を目指して取り組んでいます。

 

 今般、10月13日(火)から16日(金)まで幕張メッセで開催されている国内最大級の産業展示会「CEATEC 2026」において、福島県とF-REIは共同でブースを出展しております。さらに初日の13日(火)には、「福島で試せ。世界を変えろ。ー福島イノベ構想とF-REIが拓く、スタートアップの新たな挑戦フィールド」というテーマでトークセッションを開催しました。

 

 トークセッションでは、福島県浜通り地域等で研究開発・実証・事業化に取り組む企業や関係者らが登壇し、福島を挑戦の場に選んだ背景の紹介のほか、F-REIが見据える産業化や、企業・スタートアップとの連携の可能性について議論しました。

 

 福島県・F-REIの共同ブースは10月16日(金)までの4日間出展。新たな技術の実証フィールドを探している企業やスタートアップ、研究機関の皆さまに向け、福島県浜通り地域等で活用できる実証環境や研究開発の取り組み、企業支援などを紹介しています。

 

共同ブース概要

【表:https://kyodonewsprwire.jp/prwfile/release/M102090/202610147841/_prw_OT1fl_42K910eA.png】

 

 多様な先端技術を持つ企業が集うCEATEC 2026への出展を通じて、首都圏等の企業関係者に対して、福島県における実証フィールドとしての魅力や新たな事業展開を支える支援制度の紹介など、福島県において新たなビジネスチャンスに挑戦するきっかけとしていただきたいと考えております。

 

福島イノベ構想とF-REIについて

 福島イノベーション・コースト構想(以下、福島イノベ構想)は、東日本大震災及び原子力災害により甚大な被害を受けた福島県浜通り地域等において、新たな産業基盤の構築を目指す国家プロジェクトです。企業の研究開発や実証、事業化を支援し、地域から新たな産業を生み出す取り組みを進めています。

 

 福島国際研究教育機構(F-REI)は、福島復興再生特別措置法に基づき、2023年に福島県浪江町に設立された研究教育機関です。福島をはじめとする東北の復興に貢献するとともに、我が国の科学技術力・産業競争力の強化を牽引する「創造的復興の中核拠点」を目指して、廃炉やロボットなど福島の強みを活かした5つの研究開発分野において、研究開発の産業化を目指しています。

 

【公式サイト】
福島イノベーション・コースト構想推進課:https://www.pref.fukushima.lg.jp/sec/11015e/

F-REI:https://www.f-rei.go.jp/

福島イノベーション・コースト構想推進機構:https://www.fipo.or.jp/ 

※福島イノベーション・コースト構想推進機構は、福島イノベ構想を推進する中核機関です。

 

01 企業の挑戦を後押しする、福島の環境を紹介

 福島県・F-REI共同ブースでは、福島イノベ構想による企業支援や実証環境と、F-REIで進められている研究開発を、パネルや遠隔操作技術の実機の展示を通じて紹介しています。

 

【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202610147841-O1-FwpeE2rl】

 

【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202610147841-O2-3y2T5R67】

 

ブースの見どころ

● 福島の実証環境と研究拠点
国内最大級のロボット・ドローンの研究開発拠点である福島ロボットテストフィールド(RTF)と、2030年度末までの順次共用開始を目指して整備が進められているF-REI施設のイメージを紹介します。

 

● 挑戦の段階に応じた「サポート体制」
事業アイデアを磨く段階から、研究開発・実証、事業化・企業立地まで、各フェーズで活用できる支援制度や取り組みを分かりやすく案内します。

 

●実機で見るF-REIの「ロボット技術」
F-REIで開発中のリアルハプティクス技術(※)を用いたロボットによるデモを実施。F-REIで研究開発・実証が進むロボット分野の技術を体感できます。                

※ロボットや機械に「力加減」の感覚をリアルタイムで伝え、人間の手のようにしなやかな接触動作や感触の送受信を可能にする技術

 

 会場では福島県、公益財団法人福島イノベーション・コースト構想推進機構、F-REIの担当者が常駐し、研究開発・実証に活用できる各種支援や、F-REIの研究状況・連携について説明します。

 

02  コンファレンスレポート|福島での実証から、次の産業をどう生み出すか 

 初日の10月13日(火)には、展示会場Eステージにてコンファレンス「福島で試せ。世界を変えろ。―福島イノベ構想とF-REIが拓く、スタートアップの新たな挑戦フィールド―」を開催。大熊インキュベーションセンター インキュベーションマネージャーの黒田敦史氏、大熊ダイヤモンドデバイス株式会社 代表取締役社長の星川尚久氏、Zip Infrastructure株式会社 代表取締役CEOの須知高匡氏、福島国際研究教育機構(F-REI)理事(研究開発管理)の江村克己氏、公益財団法人福島イノベーション・コースト構想推進機構産業集積部長の小林正典氏が登壇しました。

 

 コンファレンスでは、福島を拠点に事業を展開する企業、支援機関、研究機関のそれぞれの立場から、福島で事業に取り組む背景や、実証・事業化に向けた環境について意見を交わしました。

 

 「なぜ、挑戦の場所に“福島”を選んだのか?」というテーマでは、星川氏が、福島第一原子力発電所の廃炉現場は、放射線などの影響がある極めて過酷な環境であり、そこで技術を試し、課題を乗り越えることができれば、宇宙や深海などほかの厳しい環境への展開にもつながるとして、研究・実証の場としての福島の価値を語りました。

 

 須知氏は、大規模な交通システムの実証場所を探す中で福島とつながった経験を紹介し、実証や実験を積極的に受け入れる地域の土壌や、自治体の対応の速さを福島の魅力として挙げました。また、屋外での実験を行いやすい気候も、実証フィールドとしての強みだと述べました。

 

 続く「『福島だからこそ』と思うこと」というテーマでは、黒田敦史氏が、研究開発から事業化まで各段階に応じた支援制度に加え、震災によって一度「ゼロ」からの再出発となった地域だからこそ、新たな挑戦に取り組める点を福島の特徴として説明。また、各地に支援機関があり、企業の挑戦を伴走して支える環境が整っていると話しました。

 

 江村氏は、廃炉や農業をはじめ福島が抱える課題に向き合うことは、世界に例のない最先端の研究につながると指摘。そこで生まれた成果は産業化だけでなく、世界各地が抱える課題の解決にも展開できる可能性があるとし、復興の途上にある地域に多様な人材が集まることで、新たなイノベーションを生み出せるとの考えを示しました。

 

 こうした議論を通じて、福島が技術を試すだけの場ではなく、企業・研究機関・支援機関、地域が連携しながら、その先の社会実装や事業化、新たな産業の創出を目指す挑戦の場であることが共有されました。そのほか、実際に福島で事業に取り組む中で感じる地域の魅力や、浜通りで働くことについても話題が広がり、事業環境だけにとどまらない魅力にも言及がありました。

 

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03  イノベ地域の企業とつながる。2027年1月~2月の間に企業交流会を実施予定 

 福島イノベ構想の舞台となる「イノベ地域」※では、企業立地459件、福島ロボットテストフィールド(RTF)での実証・施設活用1,421件が行われるなど、企業やスタートアップによるさまざまな挑戦が動き出しています。(立地件数(市町村別)及びRTFでの実証・施設活用事例は2026年3月末時点)

 

【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202610147841-O5-4iCH9iml】

 

 コンファレンスの締めくくりには、福島県企画調整部 福島イノベーション・コースト構想推進課の黒田洋介課長が、登壇者の話を受け、「福島で試せ。世界を変えろ。」というテーマに触れながら、すでに福島で挑戦を始めている企業や研究機関に続く、新たな挑戦を呼びかけました。

 

 また、福島県では、2027年1月~2月の間に首都圏のスタートアップ企業を対象とした企業交流会を開催予定です。有識者による講演や、企業・支援機関等との交流を通じて、福島での実証や研究開発、事業展開に関心を持つ企業とイノベ地域との新たな接点をつくり、具体的な連携につなげていきます。

 

※イノベ地域:福島県浜通り地域等の15市町村(いわき市、相馬市、田村市、南相馬市、川俣町、広野町、楢葉町、富岡町、川内村、大熊町、双葉町、浪江町、葛尾村、新地町、飯舘村)。

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