ビブリオバトル福島大会…高校は佐々木優花さん連覇、中学は斎藤莉子さんV

紹介した本を手に喜ぶ佐々木さん(左)と斎藤さん

 中高生がおすすめの本の魅力を伝える書評合戦「第12回ビブリオバトル福島県大会」(福島県教育委員会主催、読売新聞社、活字文化推進会議後援)が10月3日、福島市の県立図書館で開かれた。高校生の部は会津若松市の県立葵高2年の佐々木優花さん(17)が連覇を飾り、中学生の部は南会津町立田島中2年の斎藤莉子さん(13)が優勝した。

 

高校のチャンプ本は作家の海外体験記「語学の天才まで1億光年」(高野秀行著)

 県内7地区で行われた予選には計68人が参加。このうち中学生と高校生の各7人がこの日の県大会に進んだ。1人につき本の紹介5分、質疑応答3分の計8分の持ち時間で競い合った。

 

 佐々木さんは「語学の天才まで1億光年」(高野秀行著、集英社インターナショナル)を取り上げた。ノンフィクション作家が外国で遭遇した特殊な体験に基づき、言語を深く楽しく考察する体験記をテンポ良く説明。「やりたいことを貫く大切さと、語学には人生を豊かにする力があると知ってほしい」と語った。

 

中学のチャンプ本は筒井康隆著「残像に口紅を」

 斎藤さんは「残像に口紅を」(筒井康隆著、中央公論新社)を紹介。文字が消えていく世界が描かれた独特な物語を、「圧倒的な恐怖感と深い喪失感が味わえる」と表現した。表彰式後、「(優勝は)信じられない気持ちでいっぱい。当たり前に存在する物事のすばらしさを伝えられたらうれしい」と話した。

 

 佐々木さんは来年2月に東京都港区の「TAKANAWA GATEWAY CITY」で開かれる「第13回全国高校ビブリオバトル」(活字文化推進会議主催、読売新聞社主管、JR東日本特別協力)に出場する。斎藤さんは、来年3月に開催予定の全国大会に臨む。

 

(2026年10月13日 14:55)

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