山形放送
山形県勢懇話会の例会が9日開かれ、この夏初公表された、山形市出身の思想家・加藤典洋さんが遺した論考について、共同通信客員論説委員の会田弘継さんが講演しました。
山形市出身の思想家で2019年に亡くなった加藤典洋さんが1995年に発表した「敗戦後論」は戦後の日米関係の「ねじれ」を考察した論考で、国内外で大きな論争を巻き起こしました。
共同通信客員論説委員・会田弘継さん「憲法9条があるから平和です、というのは欺瞞ではないか。(平和は)米軍の軍事力があるからでしょ。占領されているからでしょ、未だに。でも、それは議論しない。だから加藤さんは怒った」
加藤さんは生前、アメリカの学術誌への掲載を目指し、「敗戦後論」批判への反論を書いていて、ことし8月、初めて公表されました。会田さんは、加藤さんの反論は、批判している相手と真摯に対話しようとしたもので「敗戦後論」の主張がより深く分かる内容になっていると紹介しました。
