神奈川県の県庁所在地である横浜市は、人口約377万人を擁する日本最大の政令指定都市。東京湾に面し、港湾都市・工業都市として発展した歴史を持つ。今回はマイナビニュース会員約600人に、横浜市の好きな路線について質問。その結果をランキング形式で紹介する。
横浜市は臨海部に工場と港湾施設が集まり、横浜駅周辺やみなとみらい地区といった市街地に商業施設とオフィスビルが集積している。横浜中華街、山下公園、赤レンガ倉庫、横浜ランドマークタワーなど、市内に多数の観光スポットがあり、地域によって異なる街並みや景観を見られる。内陸部には丘陵地も多く、住宅地が広がっている。
鉄道は、1872(明治5)年に新橋~横浜間で日本初の鉄道が開業。現在はJR東日本をはじめ、東急電鉄や京急電鉄、横浜市営地下鉄など、さまざまな路線が横浜市内を通り、各エリアを結んでいる。横浜市内から東京都内へ直結する路線も多い。なお、今回のアンケートは横浜市内の在来線をおもな対象としており、新横浜駅に停車する東海道新幹線は対象外とした。
5位 : JR横浜線 (8.9%)
横浜線は東神奈川~八王子間を結ぶJR東日本の路線。快速と各駅停車を運転しており、一部列車が東神奈川駅から京浜東北・根岸線へ直通運転を行い、横浜方面に乗り入れる。
東神奈川~八王子間のおもな途中駅として、東急東横線と接続する菊名駅、東海道新幹線や横浜市営地下鉄ブルーライン、相鉄新横浜線・東急新横浜線と接続する新横浜駅、東急田園都市線などと接続する長津田駅、小田急線と接続する町田駅、京王相模原線などと接続する橋本駅があり、いずれも都心などへ向かう他社線との乗換駅となっている。横浜線は東海道新幹線が停車する新横浜駅へのアクセス路線としても機能している。
横浜線を好きな理由として、最も多かったのは「利便性の高い路線だから」(14人)。次いで「日常的に利用している(利用していた)路線だから」(12人)、「仕事や旅行などで利用したことがある路線だから」(8人)となった。
ユーザーコメント
「JR横浜線は、横浜から町田・相模原・八王子と繋いでいる我が家沿線の路線なので」(男性・59歳)
「素晴らしい街並みとロケーションだから気に入っています」(女性・37歳)
「現在も日常的に利用している路線で生活に欠かせないから」(女性・57歳)
「利便性が良く、いろいろな駅に行けるから」(男性・35歳)
「途中下車して、色々と散歩ができるので」(男性・53歳)
4位 : JR京浜東北線 (10.1%)
京浜東北線は大宮駅から横浜駅までを結ぶJR東日本の路線。正式な路線名は大宮駅から東京駅まで東北本線、東京駅から横浜駅まで東海道本線であり、京浜東北線のほぼ全区間において宇都宮線(東北本線)・東海道線と並行している。
東海道線の列車は東京駅や品川駅などの主要駅に停車する。一方、京浜東北線の列車は各駅停車を基本とし、日中時間帯に快速(都内の一部駅のみ通過)も運転。都心への通勤に加え、地域の足としても利用される。東神奈川駅から横浜線の一部列車が横浜方面へ乗り入れるほか、横浜駅から先は根岸線と一体化した運行体系となっており、京浜東北線を走る多くの列車が桜木町・磯子・大船方面へ向かう。
京浜東北線を好きな理由として、最も多かったのは「利便性の高い路線だから」(21人)。次いで「日常的に利用している(利用していた)路線だから」(17人)、「仕事や旅行などで利用したことがある路線だから」(9人)となった。
ユーザーコメント
「一時期北浦和に住んでいたので、横浜方面に行くにもいつも京浜東北線に乗車していたので慣れ親しんでいます」(男性・55歳)
「交通アクセスが良いので」(男性・54歳)
「どちらに行くにもとても便利だからです」(男性・74歳)
「慣れ親しんでいるので愛着がある」(女性・69歳)
「桜木町駅に出やすく観光に利用しやすいから」(男性・38歳)
3位 : みなとみらい線(10.3%)
みなとみらい線は横浜高速鉄道の路線で、横浜~元町・中華街間を結び、東急東横線(渋谷~横浜間)と相互直通運転を行っている。全線地下を通る路線だが地下鉄ではなく、横浜市の都市計画上では「都市高速鉄道」として整備された路線だという。
横浜~元町・中華街間の途中駅が4駅のみ(新高島駅、みなとみらい駅、馬車道駅、日本大通り駅)の比較的短い路線だが、横浜市中心部を走り、横浜中華街、みなとみらい21、赤レンガ倉庫、馬車道といった観光スポット、横浜スタジアムやKアリーナ横浜、パシフィコ横浜などのイベント会場にアクセスできるため、地元利用者から観光客まで幅広く利用されている。
みなとみらい線を好きな理由として、最も多かったのは「沿線に魅力的な街があるから」(19人)。次いで「仕事や旅行などで利用したことがある路線だから」(17人)、「利便性の高い路線だから」(13人)となった。
ユーザーコメント
「横浜中華街、山下公園、横浜スタジアムなど観光する場所が色々あるから」(男性・56歳)
「みなとみらいは何回利用しても、沿線の街並み、施設、停車駅など、ワクワクする」(男性・65歳)
「各駅のデザインがとても魅力的だから」(男性・42歳)
「利用しやすくて便利な路線だと思ったから」(男性・38歳)
「横浜のみなとみらい周辺の町並みや景色が好きなので、選びました」(女性・55歳)
2位 : JR東海道線 (11.2%)
東海道本線は東京駅から名古屋駅、大阪駅など関東~関西の大都市を経由しながら神戸駅に至る長大な路線。新橋~横浜間は1872(明治5)年に開業した日本初の鉄道区間としても知られる。現在、東京~熱海間をJR東日本が管轄しており、グリーン車を連結した普通列車などが運転されている。東海道線の列車は横浜市内で横浜駅や戸塚駅などに停車する。
東海道線の上りは、横浜駅から並行する京浜東北線と比べて停車駅が少なく、川崎駅、品川駅、新橋駅、東京駅といった主要駅へ短時間で行けるため、利便性が高い。東京駅から先、上野・大宮方面も乗換えなしで行ける。東海道線の下りは藤沢・平塚・小田原方面へ運転され、通勤・通学だけでなく、湘南エリアなどへの観光にも利用されている。
東海道線を好きな理由として、最も多かったのは「利便性の高い路線だから」(21人)。次いで、「仕事や旅行などで利用したことがある路線だから」(11人)、「車窓風景を楽しめる路線だから」(9人)となった。
ユーザーコメント
「他県に行くにも利便性がよく、日常使いもしやすい路線だと思うから」(男性・33歳)
「一番歴史が古く、駅前も他の路線と比べて栄えているので活気があるから」(男性・58歳)
「都心にいち早く出るために必要不可欠な路線だから」(女性・37歳)
「出張で東京駅から乗って出かけました。車窓からの風景がとても素敵にみえました。近代化の街並みと歴史観を感じる街並みが見えていたから」(男性・72歳)
「車窓から富士山が見える」(女性・57歳)
1位 : 東急東横線 (12.0%)
東急東横線は渋谷~横浜間を結ぶ路線。特急や通勤特急、急行、各駅停車などの列車が運転される。渋谷駅から東京メトロ副都心線、横浜駅からみなとみらい線と相互直通運転を実施しており、これらの路線を直通する一部列車に「Fライナー」の愛称が付けられている。
都内の主要駅である渋谷駅と、横浜市を代表する横浜駅を直線的に結び、自由が丘駅や田園調布駅、武蔵小杉駅など、沿線に人気エリアも多い。利便性が高く、沿線人口の多いエリアを走ることもあり、朝夕の通勤通学時間帯に加え、日中時間帯の列車も混雑が見られる。
東急東横線を好きな理由として、最も多かったのは「利便性の高い路線だから」(13人)。次いで「沿線に魅力的な街があるから」(12人)、「その路線のイメージが良い・雰囲気が好きだから」(11人)となった。
ユーザーコメント
「沿線に代官山、中目黒、自由が丘などの魅力的な街が多いことと、学生時代に通学で毎日利用していた路線なので愛着もあるから」(男性・62歳)
「渋谷から横浜に向けて、色々な特徴ある駅を通過します。どこで降りても飽きないです」(男性・52歳)
「渋谷横浜と利便性がよく、運賃も安いから」(男性・55歳)
「周辺の雰囲気がいいところばかりだから」(男性・51歳)
「渋谷からみなとみらい線まで直通で行けるので」(女性・45歳)
その他 (6位以降)
6位以降は、京急本線(8.4%)、JR横須賀線(7.5%)、横浜シーサイドライン(4.7%)、東急田園都市線(4.5%)、相鉄本線(3.9%)と続いた。各路線に対して、京急本線は「仕事でよく使うし、三浦半島が好きだから」、横須賀線は「千葉方面から横須賀方面に繋がって利便性が良いと思います」、横浜シーサイドラインは「景色が良い。特に八景島シーパラダイスから、海の公園を抜けたあたりまで」、東急田園都市線は「魅力的な駅が多くて楽しいから」、相鉄本線は「独特の車両が多くおしゃれだから」といったコメントが寄せられた。
神奈川県横浜市「好きな路線」ランキング
1位 : 東急東横線 (12.0%)
2位 : JR東海道線 (11.2%)
3位 : みなとみらい線 (10.3%)
4位 : JR京浜東北線 (10.1%)
5位 : JR横浜線 (8.9%)
6位 : 京急本線 (8.4%)
7位 : JR横須賀線 (7.5%)
8位 : 横浜シーサイドライン (4.7%)
9位 : 東急田園都市線 (4.5%)
10位 : 相鉄本線 (3.9%)
横浜市の「好きな路線」アンケートでは、横浜駅に乗り入れる路線が上位に並び、1位の東急東横線(12.0%)から7位のJR横須賀線(7.5%)まで大きな差がなかった。東海道線や京浜東北線のような広範囲を結ぶ路線から、みなとみらい線のような横浜市中心部の路線、横浜線のような市内と周辺地域を結ぶ路線まで、異なる特徴を持つ路線がそれぞれ支持を集めた。横浜市に多くの人気路線が集まり、各路線に個性があることをうかがわせるアンケートとなった。
調査時期 : 2026年9月3日
調査対象 : マイナビニュース会員
調査数 : 男女合計606人
調査方法 : インターネットログイン式アンケート
