山陰放送
鳥取県米子市を流れる用水路「米川」に先日、たくさんのアユが現れました。
なぜ用水路に大量のアユが迷い込んだのでしょうか?そしてこのアユ、捕っても良いのでしょうか?
【写真を見る】住宅街の用水路に「アユ」の大群 が出現…迷い「落ちアユ」か 捕っても良い? 鳥取県米子市
米子市内を流れる農業用水路「米川」です。
10月2日、水深の浅くなった川の一部分にたくさんの魚が泳いでいる様子が確認できました。
見かけた人
「通りがかりでなんかバチャバチャしてるなって。なんだ?って思って見たら魚が結構いるんでびっくりしました」
大量に集まっているこの魚、正体は「アユ」です。
実はこの光景、去年のほぼ同じ時期にも似たような場所で見られました。
これらの大量のアユは、一体どこからやって来たのでしょうか?
鳥取県栽培漁業センター 田中秀一さん
「米川が日野川の頭首工から取水してまして、近年アユの遡上数が増えてますので、日野川から間違って取水口に入ったアユが米川で生活していたんだと思います」
農業用水路の米川は、日野川から取水し、米子市内から境港市内までおよそ20キロ流れています。
米川を管理する米川土地改良区によりますと、この時期、産卵のため日野川河口へ向かういわゆる「落ちアユ」が、米川へも大量に流れ込んできます。
米川の取水時期は9月30日までで、水門を閉めると米川の水が一気に枯れるため、水が残った部分にアユが集中してアユの大群ができあがるとみられています。
ところでアユといえばおいしい川魚の代表格。
これだけ一か所に集まっていれば簡単に捕まえられそうですが、このアユ、捕っても良いのでしょうか?
鳥取県栽培漁業センター 田中秀一さん
「9月25日以降はとれないんですけども禁漁期間もありまして。それまでだったら米川の場合とっても問題ないですね」
米川には漁業権が設定されていないため、普段はアユを捕まえても漁業法上の規制には抵触しませんが、鳥取県が定める漁業調整規則では9月26日からアユの禁漁期間に入っているため、現在は捕ってはいけないということです。
ちなみに、アユは水中の藻を大量に食べるため、その川のにおいが結構残るのだそうです。
そのため、3日くらい何も食べさせずに腹の中のものが抜け切れば、アユ本来の味がするということです。
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