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ヘンリー王子が、英王室離脱直前に訪れたカナダでうつ状態を経験していたことを明らかにした。オンライン教育プラットフォーム「MasterClass」の新講座「Redefining Grief: Building Resilience Through Loss」に登場した王子は、「おそらく体中をアドレナリンが駆け巡っていたであろうストレスの多い環境から離れたことで、2〜3日のうちにアドレナリンの急激な低下という、これまで経験したことのない症状に襲われました」と語る。
「まるでストレスが生むアドレナリンが、脳を機能させていたかのように、僕は使い物にならなくなってしまったのです。実際、2週間ほどうつ状態に陥り、アドレナリンがないと何もできないような感覚になりました」と振り返った。
2019年5月にアーチー王子を迎えたヘンリー王子とメーガン妃は、同年の年末をカナダで過ごし、翌年1月に公務を行う王室の主要メンバーの座を降りる意向を表明した。王子は、この時のカナダ滞在を「あらゆることから距離を置き、考えをまとめるため」だったと振り返る。その後、王子一家はメーガン妃の故郷であるカリフォルニアに移住し、リリベット王女が誕生。6年の滞在を経て、今年8月末にイギリスに拠点を戻した。
ヘンリー王子は「Redefining Grief: Building Resilience Through Loss(原題)」で、悲嘆・喪失・社会的ストレスを専門とする神経科学者のメアリー=フランシス・オコナー博士と対談し、12歳で母ダイアナ妃を亡くした経験を通して、悲しみが脳と体に及ぼす影響を探る。撮影は今年の初夏にカリフォルニアで行われたといい、母を亡くした悲しみを抑え込んでいたことが、アドレナリンによって突き動かされる状態を生んだと自ら分析し、従軍経験などを経て、喪失との向き合い方を変えたと明かした。
