静岡放送
静岡市清水区の興津食品跡地に建設が予定されていた「系統用蓄電所」をめぐり、事業者が住民の反対などを踏まえ、建設を中止したことがわかりました。
【写真を見る】静岡市清水区の系統用蓄電所事業者が建設計画を中止 住民が騒音・火災リスクなどから反発 「住民の気持ちを考慮」
系統用蓄電所は、太陽光発電など再生可能エネルギーの発電量が多いときに電力を蓄え、必要な時に活用する大型蓄電施設で、全国で導入が進んでいます。
静岡市清水区八木間町の興津食品跡地では、千葉県に本社を置く「エジソンパワー」が、大型の系統用蓄電所の設置計画を進めていました。
しかし、2026年8月に行われた住民説明会では、住宅街にあることから、騒音や火災のリスクなどをめぐり、住民から反発の声が上がりました。
その後、反対する署名活動も行われ、これまでに約1000人の署名が集まっていました。
こうした中、エジソンパワーは10月7日、「系統用蓄電所市場について、市場環境も大きく変化している。運転開始時期が将来となる一部大型案件については投資を実施しないことを決定した」などとして、清水区八木間町の建設計画の中止を発表しました。
エジソンパワーは署名活動が中止の直接の理由ではないとしていますが、「住民の皆様のお気持ちを考慮したことは事実」として、建設の中止を決めたといいます。
静岡市の難波市長はこれまで、「現行の法制度では住宅地への立地を制限する仕組みなどが不十分」として、条例の制定も含めた検討を急ぐ考えを示していました。
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