アジア競技大会の期間中、テックボールのタイ代表の監督らが、食事の量への不満をSNSに投稿したことについて、愛知県の大村知事は「来てほしくなかった」とした自身の発言を、「ああいうことは言ってほしくなかった」と言い回しを修正しました。
愛知県 大村秀章知事:
「大会全体の食事の提供に不満があるとか、少ないとか、そういう事実でないものが投稿されたということについて、大変残念だったなという思いがあった。言い回しが強かったかなという声も聞こえるので『ああいうことは言ってほしくなかった』という形にしておこうかなと」
「来てほしくなかった」発言の真意 問われるトップの“言葉選び”

事の発端は、タイのテックボール代表のSNSアカウントで、「ホテルでの食事が質素」という内容の動画が投稿され、拡散されたことでした。
しかし、テックボールは急きょ追加された競技で、費用は国際競技団体が負担して行われることになっていたということです。こうした状況での投稿に、大村知事は「来てほしくなかった」と発言しましたが、正確にはその言葉の前後で次のように述べていました。
愛知県 大村秀章知事:
「タイの選手団の“監督・コーチ”は何しに来たんだろうな。なんか再生回数を稼ぎに来たのかと。あんまりこういう人は来てほしくなかったなと思いましたけどね」
この“監督・コーチ”をさした発言が、一部報道では「知事は『タイチームには来てほしくなかった』と発言した」と、選手を含む“チーム”に切り替わっており、間違った報道がされていると指摘。当該メディアに対し、訂正を求めて抗議をしたということです。
一方で、発言自体については、ちょっと言い回しが強かったかなという声も聞こえたとして「ああいうことは言ってほしくなかった」に修正しました。
大村知事としては、費用などの「裏の事情」があったことや、事実と異なる報道を訂正したい思いがあったようですが、開催地の知事という発言が注目される立場である以上、言葉選びにはより一層の慎重さが必要だったのかもしれません。
