静岡放送
野菜の高騰が続いていますが、要因のひとつとされているのが”異例の長雨”です。野菜の生産者をたずねると、「これまでに経験したことがない」という事態と向き合っていました。
【写真を見る】野菜が高い! キャベツが一玉400円台の店も 背景に”異例の長雨” 農園ではナスがシワシワに…畑に水が溜まり「根腐れ」発生=静岡
<武井さくら記者>
「静岡市駿河区のスーパーに来ています。きょうのキャベツの値段は一玉税込み400円台にのっています」
静岡市駿河区のスーパーでは、先週頃から急激に野菜の価格が高騰してきているといいます。
<客>
「なんかね、びっくりします。もうすこし安くなってほしいな」
<客>
「高いです。買えないですよね。安い葉物がないですよね」
特に「葉物野菜」の値上がりは深刻です。
<田子重 西中原店 井上敬也店長代行>
「レタスは一番影響受けていて、2025年と比べて2倍近くは完全に値段変わってしまっている」
価格高騰の背景にあるのが9月の「長雨」です。静岡県内では、30日間のうち27日間が雨で、日照不足が野菜の生育に影響を及ぼしました。
田子重 西中原店では、前の年の同じ時期に比べて▼レタスが約2.5倍、▼白菜は1,5倍、▼キャベツは1.4倍ほどになっています。
<田子重西中原店 井上敬也店長代行>
「長雨で成長しきったものとか、ものによっては痛みになってしまって、製品として出荷できる数が減っちゃったりするところが一番の要因なのかなと」
10月7日、静岡県焼津市の農園を尋ねました。ナスはシワシワになり、カビが生えて商品として出荷できない状況になってしまいました。
<三和農園 河村亮代表>
「今年は9月にずっと雨が降っていて、もう根っこが傷んでいる。ここまでカビが出るというのは僕も10年以上農業やっていますけど経験がない」
畑に水が溜まり、「根腐れ」が起きました。
長雨の影響はほかにもあり、ハウスの中にあるのは今後旬を迎える冬野菜の苗2万個です。
<三和農園 河村代表>
「通常であれば、9月中に畑に定植されていないといけないのですが、1か月以上経過して、ちょっと大きくなりすぎている状況です」
雨で畑の整備ができず苗を定植できなかったことで、苗の状態が悪化し、冬野菜の生育にも不安が残る状況だといいます。
<三和農園 河村代表>
「苗はあるので、僕たちはやるしかない。農業という仕事を選んでいる時点で、天候に左右されるというのは当然ですので、立ち向かっていく必要がある」
田子重西中原店の井上さんによりますと、今後の葉物野菜の価格の見通しはまだ立っておらず、安定的に商品が出回るまで高値の状況は続く見込みだということです。
また、現時点で値動きがなく求めやすい食材としては、「ネギ」「大根」「キノコ類」などが挙げられるということです。
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