熊本放送

【写真を見る】出汁、タレ、肉が飛び…「生きた心地がしなかった」3代続く被災うどん店 “電話の声”で再出発 熊本・氷川町

■あの日…「生きた心地がしなかった」

氷川町にある「うどん亭わびさび」。今回の熊本地震で建物が大規模半壊になるなど、大きな被害を受けました。

地震が起きた日は店が休みで、店主の林さんは自宅にいましたが…。

3代目店主・林龍哉さん(38)「生きた心地がしなかったです。この規模の地震で店は大丈夫なのかなと」

祖父の代から47年続く店は、駐車場に大きな亀裂が走り、店内では食器や鍋などが散乱していました。

林さん「全部すごい勢いで飛び出ていて、出汁だったり、タレだったり、お肉だったり」

■「声」に奮起

断水が続いて片付けも進まず、復旧費用の負担の重さもあり、一時は廃業も頭をよぎりました。

そんな林さんの背中を押したのは、途切れずにかかってくる電話でした。

林さん「電話の問い合わせが毎日のように。『いつから再開ですか』という声が多かった。ほんとに弱気になってる場合じゃないなと」

再開に向けて床の修理などの工事を進めた林さん。70日間の休業を経た10月7日、いよいよオープンの時を迎えました。

林さん「いらっしゃいませ」

■「忘れられない」味をもう一度

待ち望んだ常連客がさっそく訪れました。

氷川町から「うれしかったですね。この辺りは特に、歩道の部分が地震でぼこぼこになっていたので。やっぱりこれが一番おいしいです」
氷川町から「やっぱりうどん亭が忘れられんよねって」

ただ、ランチタイムの客数は地震前の3割ほど。客足が戻るのはこれからですが、再び地域に愛される店を目指します。

林さん「今日を迎えられて、無事にランチ営業が終えられたのでちょっとホッとしています。地震前よりもたくさんの人に来てもらえるように頑張ります」

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