4日、中国のSNS微博で、名古屋アジア大会をめぐる中国スポーツ界への見方が紹介されて注目を集めた。
時事評論家・老徐(ラオシュー)氏の微博アカウントの「老徐時評」は4日、アジア大会の国別メダル数ランキングを示し、名目上こそアジア全体の大会だが、実質的には日中韓の東アジア大会のようだったと書き込んだ。
書き込みの中で老徐氏は、こうした大陸規模の総合競技大会が今後、次第に「鶏肋(けいろく)」のような存在になり、注目度や視聴率が低下し続けるとの見方を示した。
「鶏肋」は、捨てるには惜しいものの、大きな価値はないことを指す表現だ。
また、中国が数多くのメダルを獲得したことについては、国が選手育成や競技を支援する「挙国体制」の強みによるものだと説明。一方、市場化が進んだサッカー、バスケットボール、バレーボールの「三大球(三大集団球技)」では、金メダル1個、銅メダル2個にとどまったことも指摘した。
さらに、かつて世界の女子サッカーの頂点に君臨した中国女子代表について、今やアジア大会でもメダルを獲得できないほど成績が急落していると評した。そして、「三大球」の競技成績を早急に向上させることが、今後の中国スポーツ界にとって重要な課題だと論じている。
投稿への反応では、挙国体制によるメダル獲得を肯定的に捉える意見が目立ち、「挙国体制でこれだけ多くのメダルを取れるなら、ほかの体制より優れていることを示しているのではないか」との声が寄せられた。また、「三大球」の不振を問題視する一方で、挙国体制を批判するのは矛盾しているとする指摘もあった。
一方、アジアでは一定の成績を残しても世界との差は大きいとしてアジア大会そのものの価値低下を指摘する声や、「三大球」に資金を投じるより、複数の競技に振り分けた方がよいとの意見も。さらに、「三大球」の復権にあたって市場化を戒めるユーザーも見られた。(編集・翻訳/川尻)
