静岡放送

【写真を見る】「時給が毎年毎年上がる」事業者から悲鳴も…静岡県の最低賃金が10月15日から過去最高の1154円へ 光熱費の上昇や物価高に追い打ち 一部の雇用者にとって悩みの種に

静岡市葵区にある「cafeteria PARICA」は、2026年で創業50年を迎える静岡市の喫茶店です。

コーヒーや野菜たっぷりのランチが人気で、地域の人たちに愛されていますが、店主は苦悩しています。

10月15日から、メニューの価格を約3%、上げることを決めました。

<cafeteria PARICA 杉田和歌子店主>
「時給が毎年毎年上がるので。値段が上がればお客さんは離れてしまいます。値上げに対して、心苦しいんですけど」

値上げの理由の一つが「最低賃金の引き上げ」です。

■静岡県の最低賃金は過去最高の1154円へ 働く人からは「うれしい」と喜びの声

<静岡労働局 國分一行局長>
「10月15日に発効1154円、過去最高の金額となります」

静岡県の最低賃金は、10月15日に現在の1097円から57円引き上げられ、1154円になります。街の人に受け止めを聞きました。

<学生>
「うれしい。生活できるくらいのお金が稼げるかなと思う」
「めっちゃうれしいです。ちょっとでも貯金に回せればいいなと」

<30代の会社員>
Q. アルバイトしていた時の時給はどれくらいでしたか?
「僕がアルバイトしていた時は、時給は1000円いかなかった。それに比べたら、上がったとは思うけど。学生からしたら良いのではないか」

■「この場所がなくならないように続けられたら」

最低賃金は20年前(2006年は682円)と比べると、約1.7倍になり、喜びの声が上がる一方で、一部の雇用者にとっては悩みの一つに。

メニュー価格を上げることを決めた静岡市の「cafeteria PARICA」では、食材費や光熱費などの上昇も重くのしかかっています。

店を続けていくために、メニューの見直しや作業の効率化などを進めています。

<杉田店主>
「この場所がなくならないように続けられたら」

多くの事業者にとってパートやアルバイトの従業員は店を支える大切な存在です。模索の日々は今後も続きそうです。

Share.