TBS NEWS DIG Powered by JNN
飛行中は密室となる旅客機のコックピットの中で、副操縦士が機長を刺したという前代未聞の危機。あわや墜落という事態を乗客が救いました。
【写真で見る】緊迫の状況を乗客が撮影…イスラエル行き旅客機で機長斬りつけられる
■「もういや!」コックピット付近に血を流した男性が…
「きゃー!」
「うるさい、もういや!」
揺れる機内に響く叫び声。
コックピット付近では血を流した男性が倒れています。
機長
「頭が痛い…痛い…」
乗客
「枕をくれ」
■機長が襲撃され急降下 窮地救った“操縦経験のない”乗客
9月30日、中東ドバイからイスラエルに向かっていた旅客機で、異変が起きました。
現場にいた乗客
「『誰かが刺された』と叫ぶ声が、機体が激しく揺れたので襲撃があったとわかりました」
コックピットの中で突然、副操縦士が緊急脱出用の斧で機長を斬りつけたというのです。
機長は重傷を負いながらも扉をあけて助けを求め、乗客らが駆けつけて副操縦士を取り押さえました。
機長
「彼が私を斬りつけ…何度も」
この間、旅客機は5000mも急降下。窮地を救ったのは、操縦経験のない乗客でした。
現場にいた乗客
「操縦室に入ると私が操縦桿を引き上げて機体を立て直しました。航空機事故調査のテレビ番組を見たことがあったので、操縦桿を引き上げなければいけないと分かったのです」
その後、交代要員として客席に乗っていたパイロットが操縦し、緊急着陸しました。
■ネタニヤフ首相「明らかにイスラエル人を憎んでいた」
乗客はほぼ全員がイスラエル人で、機長を襲撃した副操縦士はオマーン国籍。
犯行動機をめぐってイスラエルのネタニヤフ首相は…
ネタニヤフ首相
「この人物の背景は分からないが、明らかにイスラエル人を憎んでいた」
そして、トランプ大統領は…
――副操縦士とイランの繋がりはあった?
トランプ大統領
「聞いている情報に基づけば『イエス』だが、いま調査が進んでいるところだ」
犯行の動機や背景は具体的に明らかになっていませんが、さっそくイランの関与を仄めかしたのです。
これに対しイラン側は、イスラエルの諜報機関がイランの仕業に見せかけ、航空機への攻撃を計画していたと主張。
