秋の夜長に酔いしれる 硬派なオーセンティックバー。 
和モダンな空間に、カウンター8席とボックス席が2つ。レコードの心地良い音色と内田さんの流れるような所作に惚れ惚れする。席料800円
柴田神社近く、とあるビルの階段を降りた先でひっそりと営む「BAR月下」。
マスターの内田大智さんは、ナス農家でありながら全国的なカクテルコンペにも出場。異色かつ気鋭の実力派です。

京都のクラフトジンとヒノキのリキュールにライムと大葉を合わせた「檜ジントニック」 税込1,100円。ヒノキチップから抽出した香りが清涼感のある一杯
開業前から200種以上のウイスキーを集めるなど酒への造詣も深く、好みの味わいや気分、予算、アルコールの強さなどをオーダーすれば、その人だけの特別なカクテルを創り出してくれます。

福井では珍しい減圧蒸留器
中でも特筆すべきは「減圧蒸留器」を使ったカクテル。
フルーツや自家製ハーブなどを低温でやさしく抽出することで、素材の香りや味わいをクリアに引き出します。
繊細な芳香を纏(まと)わせた一杯は、みずみずしい風味に心までほどけていくよう。
自家製の生チョコやチーズケーキと、ゆっくり味わうのも格別です。

ウイスキーは一杯1,200円〜。通好みの希少なボトルもそろう
「電波がほぼ届かないことが自慢です」と笑う内田さん。
常に何かとつながっている時代だからこそ「ここでは日常を離れ、思い思いにくつろいでほしい」と話します。
月明かりのように澄んだカクテルと過ごす穏やかな時間が、一日をやさしく締めくくってくれました。
BAR 月下(バーげっか)
\バックナンバーはこちらから/
連載「リュクスなひととき」
“三里四方”の若狭の恵みに敬意を込めた懐石料理。おおい町の「日本料理 崇(すう)」。
“好き”をとじ込めて 世界で一つの香りを作る。福井市江守中の「CoCoGrance」。