最終日を迎えた『2026アジア競技大会(愛知・名古屋)』。とはいえ自転車トラック競技の聖地「伊豆」で大会最終日に開催された男子ケイリンの模様をお伝えする。
男子ケイリンには18人の選手がエントリー。前回大会は太田海也と中野慎詞が出場したが、今大会は中石湊のみが日本からは出走。決勝では果敢な仕掛けを見せるも4位となり、あと1歩メダルには届かず。優勝は、一度はこの大会で引退を表明していたマレーシアの英雄アジズルハスニ・アワン。熱戦の模様をリポートする。
1回戦
レースは1回戦⇒(敗者復活戦)⇒準決勝⇒決勝の勝ち上がりで行われた。1回戦は2着までが準決勝進出。

中石は隊列の2番手につけ最終周回を迎える。バックストレートで仕掛けると、前をいくノラセッツァダ・ブンマ(タイ)をかわして先頭へ。1車身ほどのリードを得て、1着でフィニッシュラインを通過。準決勝への勝ち上がりを決めた。
1回戦リザルトPDF
準決勝
準決勝は3着までが決勝へと進出できる。アジアの英雄、そして母国マレーシアの英雄でもあるアジズルハスニ・アワンと同じ組に入った中石。

残り2周を切って、一気に後方から仕掛けると、逃げ切り先行体制へ。


2番手にはアワン。快速を見せて先行した中石だったが、最後の直線でアワンに捕まり、2着で決勝進出を決めた。
準決勝リザルトPDF
決勝
決勝に進出したのは、中石のほかに中国からリ・チーウェイ、シー・ハン、マレーシアからアジズルハスニ・アワンとムハマド シャー・シャローム、香港のヤン・スンホーの6人。

レースの並びは、ヤン・スンホー、シー・ハン、アワン、中石、シャローム、ヤン・スンホーの順で周回を重ねる。

まず、レースを動かしていったのは中石だった。ペーサーが退避する手前で4番手からスピードを上げていき前方へ。残り3周に入ると、さらに踏み込んで加速していくと先頭へ。

レースは残り2周。中石を先頭に、内からヤン・スンホー、シー・ハン、リ・チーウェイの3人が並び、マレーシア勢がその後ろから追走していく。

先頭は中石、リ・チ―ウェイ(白ヘルメット)が大外から出てくる
バックストレートで大外からリ・チーウェイが一気に仕掛け、先頭の中石をかわすと一気に抜け出し最終周回へ。

そしてマレーシアの英雄、アワンが上手いタイミングで勢いをつけて迫っていく。

リ・チ―ウェイ、アワン、中石の順
最後の直線に入ると、アワンが更に加速していき先頭に並びかけていく。そしてフィニッシュの直前にリ・チーウェイと並ぶと、僅かにアワンが先着。


今大会での引退予定から現役続行を表明したばかりの“マレーシアの英雄”が鮮やかな勝利で、アジア王座を獲得した。2位にリ・チーウェイ。3位にシー・ハンが入り、先行した中石は4位となった。

積極策でレースを動かし、ロングスプリントで勝負を挑んだ中石だったが、あと一歩メダルには届かなかった。

1
アジズルハスニ・アワン
AWANG Mohd Azizulhasni
マレーシア
2
リ・チーウェイ
LI Zhiwei
中国
3
シー・ハン
XIE Han
中国
4
中石湊
日本
リザルトPDF
選手インタビュー
1/2 Page
