
鮮やかな錦絵が並ぶ会場=富山市の県水墨美術館で
歌舞伎役者色鮮やかに国周や豊国らの浮世絵ずらり 富山市・富山県水墨美術館
鮮やかな色合いの役者絵などが一堂に並ぶ企画展「歌舞伎を描く」(県など主催)が、富山市五福の県水墨美術館で開かれている。11月8日まで。
三菱2代目社長の岩崎弥之助が創設した静嘉堂文庫(東京)のコレクションから、歌舞伎の人気役者や名場面を描いた幕末から明治初期の多色刷りの浮世絵「錦絵」などを、10月12日までの前期と、同14日からの後期に分かれて約150点展示する。
会場には「明治の写楽」と称される豊原国周(くにちか)やその師の三代歌川豊国(国貞)をはじめとする絵師たちの錦絵がずらりと並ぶ。特に、弥之助の妻が愛したとされる錦絵帖(ちょう)は、数十枚の錦絵を冊子状に貼り合わせた状態で長年秘蔵されていたため、すり上がったばかりのように赤や青、緑などが鮮やかに残っている。
水墨美術館の若松基副主幹は「作品はびっくりするくらい色鮮やか。美しい秘蔵品の数々をぜひ見に来てほしい」と来場を呼びかけている。
10月24日の午後2時から、学芸員によるギャラリートークがある。観覧料は一般1500円、大学生1200円、高校生以下無料。開館は午前9時半〜午後6時(受け付けは午後5時半まで)。10月12日、11月2日を除く月曜日と、10月13日、11月4日は休館する。(鍵谷朱里)
浅田政志さん「ご当地家族」写真展 高岡市・ミュゼふくおかカメラ館
ユニークな家族写真で知られる写真家浅田政志さん(47)=三重県出身=の写真展「今ふたたび!記念日をつくる記念写真」が高岡市のミュゼふくおかカメラ館で開かれている。11月8日まで。
浅田さんは家族で消防士やレーサーなどにコスプレした写真集「浅田家」で木村伊兵衛写真賞を受賞し、映画のモデルにもなった。各地の市井の人たちを撮影するアートプロジェクトにも取り組んでいる。
今回の写真展では「みんな家族」「能登、ひとおし」など9コーナーに220点ほどを展示。「浅田家全国版」では各都道府県を巡りながら撮影した「ご当地」ならではの作品を紹介した。富山県の作品は射水市の内川が舞台で、すし職人の服装で笑顔で歩く子供に、黄色い風呂おけや薬箱を持った両親が手を振るシーンを演出している。入館料は一般800円、大高生400円、中学生以下無料。月曜休館。(瀬戸勝之)
