日産が今秋発売の新型SUVに初のパワートレイン搭載

 4月に日本でワールドプレミアを果たしたばかりのニューモデルで、米国では同年秋より販売を開始する予定。そう遠くないタイミングで日本でも発表されるとみられます。

【画像】超カッコイイ! これが日産が米国で今秋発売する「新型SUV」です!(48枚)

 そのローグがフルモデルチェンジし、第3世代e-POWERを新搭載しました。e-POWER搭載車が米国で販売されるのはこれが初めてとなります。なお、米国ではガソリン車のローグも併売されることが発表されています。

 新型ローグ ハイブリッドのボディサイズは、全長183.1インチ(約4651mm)×全幅72.8インチ(約1849mm)×全高67.7インチ(約1720mm)、ホイールベース106.5インチ(約2705mm)です。

 併売される2027年モデルのガソリン車と比べると、全長は1.3インチ(約3.3cm)短く、全幅は0.4インチ(約1cm)広がりました。ホイールベースは共通で、ボディサイズは従来のローグとほぼ同じです。

日産が今秋発売の新型SUVに米国初の「e-POWER」搭載(くるまのニュース)

 フロントモーターは最高出力202HP(約205PS)、最大トルク約329Nm、リアモーターは最高出力134HP(約136PS)、最大トルク約195Nmを発揮し、システム最高出力は225HP(約228PS)と発表されています。

 燃費は日産の社内試験による推定値で、市街地が最大40mpg(約17.0km/L)、高速道路が最大36mpg(約15.3km/L)、複合が最大38mpg(約16.2km/L)です。

 日本のe-POWER車との違いとして気になるのが「e-Pedal」です。

 日本向けのe-POWER車では、アクセルを戻すと減速するものの停止するにはブレーキペダルを踏まなければなりませんが、新型ローグ ハイブリッドではアクセルから足を離すだけで停止まで減速することが可能。さらに、停止直前のブレーキ圧を調整し、車体の揺れを抑える「スムースストップ」も採用しています。

 外観は「Refined and Tough」をテーマに、ハニカム形状のグリルとシャープなLEDヘッドライトを組み合わせました。

 Cピラー後方で跳ね上がるローグらしいサイドラインも特徴です。

 中間グレード(SR)以上には専用のフロントまわりやホイールが与えられ、フロントバンパーやヘッドライト、テールランプの発光部分にも違いがあります。

 後席ドアがほぼ直角まで開く点も、チャイルドシートに子供を乗せる場面ではメリットといえます。

 室内は、グレードによる差がさらにはっきりとします。

「SV」と「SR」はメーターとセンターディスプレイがともに12.3インチ。「SR テクノロジーパッケージ装着車」と「Platinum」では、両画面が14.3インチになります。

 シート表皮は、SVがファブリックを標準とし、SRとPlatinumにはキルティング加工を施したテーラーフィットを採用しています。前席シートヒーターは全車標準で、Platinumには前席ベンチレーションも備わります。

 運転支援の「ProPILOT Assist」も全車に採用。SRのテクノロジーパッケージ装着車とPlatinumには、渋滞時のハンズオフ支援と車線変更支援を行う「ProPILOT Assist with Hands-Off Traffic Jam Support」を搭載します。

 日本の「プロパイロット2.0」が高速道路の同一車線内でハンズオフ走行を支援するのに対し、新型ローグ ハイブリッドで発表されたハンズオフ支援は、渋滞時に限られます。

 米国では、SRのテクノロジーパッケージ装着車が2026年秋に先行して販売店へ届き、SV、SR、Platinumは2027年初頭に加わる予定です。生産は日産自動車九州が担います。

※ ※ ※

 気になるのは、日本のエクストレイルがどうなるかです。

 日本の現行エクストレイルは、2026年9月3日に一部仕様変更を受けたばかりで、最新の法規への適合に加え、グレードごとにホイールや外装の仕様が変更され、リモコンオートバックドアも標準装備となりました。

 しかし新型ローグは、日産の九州工場でエクストレイルとともに生産される予定です。5月のワールドプレミアを日本で実施したことから考えても、そう遠くないタイミングで日本市場にも導入されるとみられます。

 国内仕様の正式発表を大いに期待したいところです。

吉川 賢一

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