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2026年10月1日
漁網食い破るサメ被害急増
網の修理費を一部補助
鳥取県
鳥取県はこのほど、サメによる漁業被害が急増していることを受け、食い破られた漁網の修理にかかる費用の一部補助を始めた。推進した公明党県議団の銀杏泰利団長、前田伸一、前原茂の各議員と、村中克也・党県政策局次長、斉尾智弘・北栄町議は9月15日、同県琴浦町で漁業関係者から話を聞いた。
赤碕町漁協の山根専務理事(右端)からサメ被害の実情を聞く公明議員ら
県内ではハマチの刺し網漁などで、サメが網を食い破ったり、網にかかった魚を食べたりする被害が相次いでいる。県漁業調整課によると、被害は県中西部に集中し、9月15日時点で今年の件数は既に昨年の約3倍となる447件に上り、被害額は1700万円を超えるという。
県は8月下旬、今年度予算の予備費から200万円を充てた、サメによる漁業被害対策を発表。被害を受けた漁業者は、比較的小型なシュモクザメ類を捕獲した際に、1匹当たり3万円が漁網修理費として支給される。県はこのほか、サメの捕獲に有効な漁具の製作や改良に力を入れ、捕獲したサメの有効活用も検討するとしている。
■公明、県漁協から窮状聞き推進
一行はこの日、県中部にある赤碕町漁業協同組合の山根慎司専務理事と懇談。山根専務理事は「網の破損が激しいと丸ごと新調しないといけないが、網は数十万円から数百万円かかる。船の燃料代なども高騰する中、本当に大変だ」と窮状を説明。その上で「網の修理への補助はありがたいが、サメの捕獲や実態調査といった抜本的な対策に取り組んでほしい」と訴えた。
これに対し公明側は「伺った現場の“生の声”を基に、県に一層の漁業者支援策の拡充を求めていく」と語った。
県内のサメ被害については、党県議団が7月下旬、県漁業協同組合の大磯一清代表理事組合長から実情を聴き、支援の要請を受けていた。翌8月には、党県議団が平井伸治知事に対し、今年度9月補正予算の編成に向けた要望書を提出。この中で、漁獲物の食害や漁具の破損などの被害軽減に向けたサメ捕獲技術の導入と漁業者支援を盛り込み、必要な対策の早期実施を強く求めていた。