東洋エンジニアリング(TOYO)は、ナイジェリア連邦共和国リバース州で、Indorama Fertilizer FZE向けの肥料プラントを完工したと発表しました。

完工は2026年6月で、同じ地区の同じ顧客向けとしては、2017年の第1トレイン、2021年の第2トレインに続く3件目です。

アンモニアプラントは日産2,300トン、尿素プラントは世界最大規模となる日産4,000トンです。TOYOは、ナイジェリアをはじめとするアフリカの食糧供給の安定化に貢献していくとしています。

第1・第2に続く3件目の完工

TOYOが完工したのは、ナイジェリア連邦共和国リバース州ポートハーコート地区にある、既存の肥料生産設備の隣接地に建設した肥料プラントです。受注は2023年で、完工は2026年6月です。

顧客のIndorama Fertilizer FZEは、Indorama Eleme Fertilizer & Chemicals Limitedと親会社が同じ兄弟会社です。

Indorama Eleme Fertilizer & Chemicals Limitedは、肥料、ポリマー、繊維・糸、医療用手袋などを世界中で生産・供給するIndorama Corporationのグループ会社で、サブサハラ・アフリカ最大の肥料メーカーです。粒状尿素の生産能力は年間約280万トンに達しています。

TOYOは同地区で、同じ顧客向けの第1トレインを2017年に、第2トレインを2021年に完工しています。今回の第3トレインは、それらに続く3件目の完工となります。

日産4,000トンの尿素プラント

第3トレインは、先行案件と同様に、日産2,300トンのアンモニアプラントと、世界最大規模となる日産4,000トンの尿素プラント、ユーティリティ設備(付帯設備)で構成されています。

アンモニアプラントには米国Kellogg Brown & Rootの技術が、尿素プラントにはTOYOのライセンス技術ACES21™が採用されました。ACES21™は、TOYO独自の省エネルギー型尿素合成技術です。

TOYOの担当範囲は、尿素プラントの尿素技術のライセンス供与と基本設計です。あわせて、アンモニアプラントとユーティリティ設備を含む肥料プラント全体の詳細設計、機器資材の調達、建設工事サポート、試運転サポートも担当しました。

インド子会社と進めた設計・調達

今回の第3トレインでは、TOYOのインド子会社であるToyo Engineering India Private Limited(Toyo-India)が主な設計を担当しました。調達は、Toyo-Indiaをはじめとする、TOYOグループのグローバルオペレーション体制のもとで進められています。

TOYOは、先行プロジェクトで得た知見を最大限に活用したことと、実績のあるACES21™技術を採用したことで、スムーズで安定した運転の立ち上げを実現できたとしています。

今後について同社は、尿素技術のライセンサーとして培ってきた技術力を通じ、TOYOグループ全体でナイジェリアをはじめとするアフリカの食糧供給の安定化に貢献していくとしています。あわせて、世界各国のニーズにも応えていくそうです。

TOYOは1961年に創立され、世界60か国以上でエンジニアリングサービスの提供とプラント建設を行ってきた総合エンジニアリング会社です。

祖業の化学肥料分野を中心に独自技術を磨き、石油化学、石油・ガス処理、資源開発、発電など、エネルギー・食料・素材分野に事業を広げています。「エンジニアリングで地球と社会のサステナビリティに貢献する」をミッションに掲げ、環境に配慮したソリューションや最新技術を導入し、脱炭素社会の実現にも取り組んでいます。詳細は公式サイトで確認できます。

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