2026年10月2日 8:00

山梨が“ヘリ救助”有料化へ
富士山の閉山期間中に無謀な登山が後を絶ちません。こうした事態を受け、山梨県は、防災ヘリによる救助を有料化する方針を発表しました。果たして、閉山期間中の無謀な登山の抑止力となっていくのでしょうか。
■閉山期間と知っていて…富士山への無謀な登山相次ぐ
今、富士山では閉山期間中の無謀な登山が相次いでいます。
この状況に、富士宮市の須藤市長は…。
(静岡・富士宮市 須藤秀忠 市長)
「(救助は)命懸けでやっている。たまたま二次遭難がないからいいけれども、富士山は“聖なる山”で、“死人の山”にしたくない」
これまで富士山の周辺自治体は、静岡県に対し、無謀な登山の禁止や救助費用の有料化など、ルール作りを求め続けてきました。
(須藤市長)
「私たちとしては、まず(閉山期に)登らないでほしい。遭難した場合、周りの人に迷惑をかけないでほしいと思っている」
富士山は9月10日に閉山しています。しかし13日に訪れてみると…富士山富士宮口六合目にはバリケードが張られていますが、登山道を登っている人の姿が見られました。
この日は雨が降っていて気温も低く、霧が濃いときもあり、まさに無謀な登山。わずか30分の間に、通行禁止の登山道から5人が下りてきて、2人が登って行きました。
下山してきた外国人に話を聞くと…。
Q.いつ頃、登られたんですか?
「けさの3時半くらい」
Q.今、山に登ってはいけないというルールをご存じでしたか?
「友達と、それは、ちょっと話はした」
Q.閉山中と知っていたけど、登っちゃった?
「そう」
一緒に登っていた友人たちは頂上に向かい、自身は九合目で折り返したといいます。
(下山した外国人)
「午前5時ごろに、七合目は晴れていて、日は出ていたけど。そこから上に登っていくと、雨が降っていて、結構ぬれた。ちょっとめまいがするから、早めに下りて来た」
後を絶たない閉山期間中の富士登山。9月14日、静岡県庁では、閉山期の無謀な登山を抑制しようと対策が話し合われました。
(静岡県 危機管理部・大嶋文彦 理事)
「富士登山における安全確保のためのガイドラインの内容を、制度化していきたいと思っておりまして、登山届の義務化、また、登山届未提出に対する何らかのペナルティーという方向で考えているというところです。ヘリの手数料徴収につきましては、かなり課題が多いなと気にしていますけれども、現時点でそれをやらないと決めたわけではありません」
ヘリを使用した救助を有料化することについては、現時点では保留であると示しました。