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紙が当たり前だった選挙の投票の形が、いま変わりつつあります。岐阜県美濃加茂市の市議会議員選挙で、東海地方で初めてとなるタブレットを使った電子投票が行われています。
【写真を見る】タブレットによる電子投票 東海地方初 紙の投票よりも開票作業時間を短くできる 職員の働き方改革に期待 岐阜・美濃加茂市議会議員選挙
(柳瀬晴貴記者 9月29日)
「岐阜・美濃加茂市の投票所では、従来の紙の投票用紙ではなくタブレットが使われています」
16の議席を22人が争う、美濃加茂市議会議員選挙。有権者は「投票用紙」のかわりに「タブレット」を使って1票を投じます。
投票の仕方は、投票を開始するボタンを押し、候補者の頭文字を選択。候補者の名前を選び、最後に投票するボタンを押して完了です。
■電子投票のメリットは?
タブレットを使った電子投票は、東海地方で初の試み。市内2か所で、9月28日(月)から期日前投票が始まっています。
(美濃加茂市民)
「ワンタッチで投票できて非常に簡単だったと思います」
Q.体感は何秒?
「5秒くらいですね」
(美濃加茂市民)
「若い子も抵抗なく投票しやすいのかなと思った」
書き間違いや誰に投票したのか判断できない「疑問票」を減らせるのも、電子投票の特徴のひとつ。さらに、市が期待するのは職員の働き方改革です。
(美濃加茂市 選挙管理委員会 日比野圭剛さん)
「一番大きいメリットは開票作業。今までは紙を集めて数えていたのが、USBを差すだけで自動で集計されるので、開票時間は短縮される」
手書きの票を1枚ずつ仕分ける必要がなく、開票にあたる職員は45人から13人へ、約3分の1に削減。開票作業も40分で終える見込みです。
■過去にはトラブルも…
期待が膨らむ電子投票ですが、過去にはこんなトラブルも。
23年前の2003年、隣の可児市で行われた市議選では、端末のオーバーヒートで1000人以上が一時投票できなくなるトラブルが発生。この選挙はその後、裁判で「無効」と判断され、やり直し選挙が行われる異例の事態となりました。
(美濃加茂市 選挙管理委員会 日比野圭剛さん)
「今のところ何もトラブルはない。順調に投票が進んでいます。可児市はネットワークに繋がっていたので全て止まってしまったが、今回は全てのタブレットが単独で動いているので、一台が止まっても他の機械が動いているので(大きなトラブルは)全く心配していない」
タブレットを使った電子投票は、2024年の大阪府四條畷市の市長選などでも行われ、美濃加茂市が全国で5例目。愛知県みよし市も、2027年春の統一地方選挙から導入する方針です。
紙から、タブレットへ。この地方の選挙にも、デジタル化の波が広がり始めています。
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