
愛知県のシティホテルとビジネスホテルで、10月の宿泊日の予約進捗を同じ物差しで並べると、形の違いがはっきり出る。10月1日〜8日の8宿泊日を平均した推定OCC(OTA掲載在庫ベース)は、45日前の時点でシティ76.5%・ビジネス68.5%と8.0ptの差があったが、30日前には4.9pt、10日前には1.8ptまで縮まった。シティは45日前にすでに高い水準にあって30日前まではほぼ横ばい(+0.7pt)、ビジネスは45日前から途切れずに積み上がる(10日前までに+12.4pt)。「シティが先行し、ビジネスが後から追いつく」形であり、在庫を開けるタイミングとレートを改定するタイミングをカテゴリ別に分けて考える材料になる。
対象: 愛知県のシティホテル N=23〜24施設(3,674〜3,825室)、ビジネスホテル N=173〜176施設(26,055〜26,336室)。本記事の価格指標は推定成約ADR(OTA等の販売データから推定される成約価格水準・税抜相当)、稼働率はOTA掲載在庫ベースの推定値。いずれも定義は記事末尾。データ時点: 2026年9月29日。
Key Takeaways
— 10/1〜10/8平均のカテゴリ差/45日前 8.0pt → 30日前 4.9pt → 10日前 1.8pt
— 45日前→10日前の上積み/シティ +6.2pt(23施設/3,674室)/ビジネス +12.4pt(173〜174施設/26,141〜26,194室)
— 10月全31日の45日前平均/シティ 76.3%・ビジネス 67.5%
— 10/17(土)直前(19日前)/シティ 89.6%・ビジネス 86.5%
— アジアパラ競技大会会期(10/18〜24)の45日前平均/シティ 79.7%・ビジネス 74.7%
10月第1週の平均ブッキングカーブ — シティは横ばいから直前に伸び、ビジネスは一直線
まず、45日前から10日前までの観測がそろっている10月1日(木)〜8日(木)の8宿泊日について、各残り日数の推定OCCを平均した。同じ施設集合で追い続けた数値であり、カーブの形そのものを比べられる。
シティホテル(23施設/3,674室)は、45日前が76.5%、30日前が77.2%と、この15日間の上積みは+0.7ptにとどまった。伸び始めるのは30日前を過ぎてからで、10日前には82.7%に達する(30日前→10日前で+5.5pt)。一方のビジネスホテル(173〜174施設/26,141〜26,194室)は、45日前68.5%、30日前72.3%、10日前80.9%と、前半(+3.8pt)も後半(+8.6pt)も途切れずに伸びる。45日前時点のカテゴリ差8.0ptは、30日前に4.9pt、10日前に1.8ptと、ビジネスが追いつく形で縮小した。
シティは45日前の時点で既に高い水準にあるため、この観測窓の中での伸びしろは小さく、動きは30日前以降に集中する。ビジネスは45日前時点の水準が低いぶん、窓の全体を使って積み上がる。同じ「10月の平日と週末」でも、どの時点で在庫とレートを動かすかはカテゴリで変わる。同じ10月の三連休を大阪で業態別に比べた大阪の10月三連休を業態別ブッキングカーブで読むも、カテゴリ差の読み方の参考になる。
10月1日〜8日の8宿泊日の平均。推定OCC(OTA掲載在庫ベース)。シティ23施設/3,674室、ビジネス173〜174施設/26,141〜26,194室(主要予約サイト掲載ベース)。横軸は宿泊日までの残り日数。
出典:メトロエンジンリサーチ、ホテルバンク編集部より作成
代表日の3点比較 — 10/3(土)から10/17(土)までの5宿泊日
次に、個別の宿泊日を45日前・30日前・直前(9月28日の最新観測)の3点で比べる。カッコ内は完売施設率(OTA等で掲載在庫が確認できない施設の割合・推定)で、直前の列には観測時点の残り日数を併記した。
代表5宿泊日の推定OCC(カッコ内は完売施設率)— 45日前・30日前・直前(2026年9月28日観測)宿泊日カテゴリ対象45日前30日前直前(最新観測)45日前→直前10/3(土・アジア競技大会会期中)シティ23施設/3,674室93.9%(47.8%)93.7%(52.2%)94.7%(47.8%)(5日前)+0.8ptビジネス173施設/26,141室85.4%(27.2%)88.8%(32.4%)94.0%(38.7%)(5日前)+8.6pt10/7(水・平日)シティ23施設/3,674室63.7%(0.0%)66.0%(0.0%)75.6%(0.0%)(9日前)+11.9ptビジネス173施設/26,141室54.1%(2.9%)59.3%(0.6%)73.0%(2.3%)(9日前)+18.9pt10/9(金・連休前日)シティ23施設/3,674室79.6%(17.4%)79.8%(17.4%)82.7%(21.7%)(11日前)+3.1ptビジネス174施設/26,194室61.4%(5.8%)66.8%(4.6%)76.4%(9.8%)(11日前)+15.0pt10/10(土・三連休初日)シティ23施設/3,674室82.0%(17.4%)89.9%(34.8%)92.7%(43.5%)(12日前)+10.7ptビジネス174施設/26,194室68.0%(16.2%)74.8%(25.9%)85.5%(29.3%)(12日前)+17.5pt10/17(土・アジアパラ競技大会開幕前日)シティ23施設/3,674室81.8%(26.1%)85.4%(39.1%)89.6%(39.1%)(19日前)+7.8ptビジネス174施設/26,194室76.8%(18.5%)82.5%(21.8%)86.5%(28.2%)(19日前)+9.7pt
出典:メトロエンジンリサーチ、ホテルバンク編集部より作成
10/9(金)は形の違いが最も分かりやすい日だ。シティは45日前79.6%、30日前79.8%とほぼ動かず、途中の38日前には77.5%まで一時的に下がる局面もあった。11日前の最新観測で82.7%(45日前から+3.1pt)。ビジネスは45日前61.4%から30日前66.8%、11日前76.4%と、45日前から+15.0ptを積み上げている。45日前時点で18.2ptあった差は、11日前には6.3ptまで縮んだ。
10/10(土・スポーツの日を含む三連休の初日)は、シティが30日前までに82.0%→89.9%と早めに伸び、完売施設率も17.4%→34.8%へ倍増した。ビジネスは68.0%→74.8%→85.5%(12日前)。10/17(土)は、シティ81.8%→85.4%→89.6%(19日前)、ビジネス76.8%→82.5%→86.5%(19日前)で、両カテゴリとも30日前までの伸びが大きい。週末・連休の需要が見込める日は、シティも30日前までに動く一方、平日寄りの日はシティの前半が横ばいになりやすい。
10/9(金)・10/17(土)のブッキングカーブ。推定OCC(OTA掲載在庫ベース)。シティ23施設/3,674室、ビジネス174施設/26,194室(主要予約サイト掲載ベース)。
出典:メトロエンジンリサーチ、ホテルバンク編集部より作成
10月全日の45日前水準 — アジア競技大会・アジアパラ競技大会の会期が平日を押し上げる
10月の31宿泊日すべてについて、45日前時点の推定OCCを並べた。10月全体の45日前平均はシティ76.3%・ビジネス67.5%で、31日のすべてでシティがビジネスを上回っている。45日前時点の完売施設率の平均もシティ16.9%・ビジネス9.1%と、シティのほうが早く埋まる施設が多い。
カレンダーの上で目を引くのは2つの山だ。1つはスポーツ庁が示す第20回アジア競技大会(2026年9月19日〜10月4日)の会期末と重なる10/1〜10/4で、45日前平均はシティ88.8%・ビジネス80.8%。もう1つは第5回アジアパラ競技大会(10月18日〜24日)の会期と重なる期間で、45日前平均はシティ79.7%・ビジネス74.7%だった。特に平日の差が大きく、会期中の10/19(月)〜10/22(木)の45日前平均はビジネス74.7%・シティ79.2%。同じ月〜木の並びで比べると、10/5〜10/8はビジネス56.3%・シティ64.2%、10/26〜10/29はビジネス58.8%・シティ68.6%で、会期中の平日は通常の平日とは別の水準で動いている。大会週の平日需要の広がりについては、アジアパラ競技大会が動かす愛知の10月で詳しく分析している。
各宿泊日の45日前時点の推定OCC(OTA掲載在庫ベース)。シティ23〜24施設/3,674〜3,825室(10/27以降は24施設)、ビジネス173〜176施設/26,055〜26,336室(主要予約サイト掲載ベース)。
出典:メトロエンジンリサーチ、ホテルバンク編集部より作成
日曜と連休最終日は両カテゴリとも低い。10/4(日)はシティ80.2%・ビジネス70.5%、10/11(日)はシティ73.6%・ビジネス63.6%、10/25(日)はシティ72.2%・ビジネス59.7%で、前日の土曜から一段下がる。週末の強さは土曜に集中しており、日曜は平日と同じ考え方で設計したほうが実態に近い。
経過月の曜日別実績 — 8月は曜日差、9月は大会会期で曜日差が小さい
10月の見通しを読む前提として、経過月の実績(前日時点の観測に基づく日別の推定OCC)を曜日別に平均した。同じ固定施設集合での値である。
経過月の曜日別 推定OCC実績(2026年8月・9月1〜29日、愛知県)対象月・カテゴリ月火水木金土日月平均8月 シティ(22〜23施設/3,504〜3,655室)75.3%81.6%84.4%85.1%80.3%84.0%72.1%80.1%8月 ビジネス(171〜175施設/25,652〜26,025室)79.4%86.6%87.9%87.9%82.4%82.7%73.5%82.5%9月1〜29日 シティ(21〜23施設/3,504〜3,674室)90.1%87.8%85.7%86.9%88.1%91.7%87.2%88.2%9月1〜29日 ビジネス(171〜175施設/24,654〜26,194室)92.2%91.7%90.7%92.5%89.5%92.9%88.6%91.2%
出典:メトロエンジンリサーチ、ホテルバンク編集部より作成
8月のビジネスは火〜木が86.6〜87.9%と高く、日曜が73.5%と最も低い平日型の形。シティも日曜が72.1%と最も低く、木曜85.1%・水曜84.4%・土曜84.0%が高い。愛知県ビジネスホテルの日曜の谷の埋め方は愛知県ビジネスホテルの曜日別稼働で掘り下げている。9月(1〜29日)は、アジア競技大会の会期を含むこともあり、ビジネスが88.6〜92.9%、シティが85.7〜91.7%と曜日ごとの差が小さくなった。月平均ではシティ88.2%・ビジネス91.2%で、実績ではビジネスがシティを上回る。先行指標ではシティが高く出て、実績ではビジネスが追いつく——10月のカーブで見た「後追い」の形と整合する。
推定成約ADRは確定月のみ参照 — 7月・8月は前年を下回る
価格は推定成約ADR(税抜相当)の確定月だけを月次で参照する。現在・未来月の値は販売状況に応じて変動するため、本記事では扱わない。
推定成約ADR(税抜相当)の確定月 — 愛知県シティ・ビジネス確定月シティNビジネスN2025年7月¥11,68431施設¥7,584327施設2026年7月¥11,466(前年同月比 −1.9%)30施設¥7,491(同 −1.2%)323施設2025年8月¥13,36830施設¥8,149324施設2026年8月¥12,030(前年同月比 −10.0%)31施設¥7,852(同 −3.6%)319施設2025年10月(参考・前年確定)¥12,99630施設¥7,815322施設
出典:メトロエンジンリサーチ、ホテルバンク編集部より作成
2026年7月の確定値はシティ¥11,500(N=30)・ビジネス¥7,500(N=323)で、前年同月比はそれぞれ−1.9%・−1.2%。8月はシティ¥12,000(N=31)・ビジネス¥7,900(N=319)で、前年同月比−10.0%・−3.6%だった。前年10月の確定値はシティ¥13,000・ビジネス¥7,800。10月の確定値との比較は月末の確定を待つ必要があるが、夏場の確定月で前年水準を下回った分を、需要の山がある10月にどう取り戻すかが論点になる。
愛知のシティホテル・ビジネスホテルを運営するレベニューマネージャーへ — 示唆とアクションプラン
1. 「どの時点で動くか」をカテゴリで分ける。市場のシティは45日前にすでに高い水準にあり、10月第1週平均では30日前までの上積みが+0.7ptにとどまった。シティを運営する場合、45〜30日前に自館の進捗が伸びないこと自体は市場と同じ形であり、この区間で先回りして値下げする理由にはなりにくい。レート判断の重心は、市場が動き出す30日前以降に置くのが自然だ。
2. ビジネスは「一度に上げない」設計が合う。市場のビジネスは45日前から10日前まで途切れずに積み上がり、第1週平均で30日前→10日前に+8.6pt伸びた。後半にも需要が入ってくる形なので、早い段階で高いレートに固定するよりも、進捗を見ながら段階的に改定する余地を残したい。
3. 会期中の平日は「平日」ではない。アジアパラ競技大会の会期と重なる10/19〜10/22は、45日前時点でビジネス74.7%と、同じ並びの10/5〜10/8(56.3%)より高かった。自館の料金カレンダーが曜日ベースだけで組まれているなら、この期間は個別の設定に切り替えて見直す価値がある。
4. 土曜と日曜を切り離す。10/25(日)の45日前はシティ72.2%・ビジネス59.7%と、同月の土曜より明確に低い。週末を一括りにせず、日曜は連泊条件や平日型の設定で組むことを検討したい。
アクションプランは、残り日数が短い宿泊日から順に、今週中・2週間以内・11月以降に向けての3段で整理した。判断トリガーはいずれも本記事で示した市場の数値である。
アクションプラン — 時間軸別の打ち手と判断トリガー時間軸打ち手判断トリガー(記事中の数値)狙い今日〜今週10/18〜10/24(アジアパラ競技大会会期)の平日を、通常平日とは別の価格・在庫カレンダーとして扱う自館の同期間平日の予約進捗が、市場の45日前水準(ビジネス平均74.7%・シティ平均79.2%)に届いていない場合会期中の平日需要を通常平日の設定で取りこぼさない今日〜今週10/17(土)・10/24(土)など週末の残り枠について、値下げではなく据え置きを基本線にする市場の直前完売施設率がシティ39.1%・ビジネス28.2%(10/17)まで上がっている日ピーク日の最後の枠を、埋まる前提で守る2週間以内ビジネスホテルは30日前以降の上積みを前提に、レート改定を一度で済ませず段階的に行うビジネスの第1週平均が30日前→10日前で+8.6pt伸びたのと同様に、自館も30日前以降に積み上がっている場合後半の伸びに合わせて段階的に単価を引き上げる余地を残す2週間以内シティホテルは30日前までの伸びが小さい日ほど、レート判断を30日前以降の動き出しに合わせるシティの第1週平均が45日前→30日前で+0.7ptにとどまった形と自館が同じ場合早めの値下げで先に埋めにいく判断を避ける11月以降に向けて日曜・連休最終日と週末のカテゴリ差を、次の繁閑カレンダー設計に反映する10/25(日)の45日前がシティ72.2%・ビジネス59.7%と、同月の土曜より低い形が続く場合日曜の在庫・連泊条件を週末と切り離して設計する11月以降に向けて市場の推定成約ADRの確定月と自館の実績単価を、月次で並べて確認する運用を定着させる2026年8月確定のシティ¥12,030・ビジネス¥7,852と自館の実績の位置関係価格帯のずれを月末確定のたびに確認する
まとめ — カーブを読む3つの物差し
愛知県の10月は、シティが先行してビジネスが後から追いつく形で進んでいる。この形を自館の判断に落とすための物差しを3つに絞る。
カーブを読む3つの物差し(2026年10月宿泊日・愛知県)物差し見方本記事の値① 45日前の水準差カテゴリ間でどれだけ先行しているか10/1〜10/8平均 8.0pt(シティ76.5%・ビジネス68.5%)② 45日前→30日前の上積み前半に動く業態か、後半に動く業態かシティ +0.7pt/ビジネス +3.8pt③ 30日前→直前の上積み直前にどれだけ需要が残っているかシティ +5.5pt/ビジネス +8.6pt(10日前まで)
3つの物差しを自館の同じ宿泊日の進捗と並べれば、「市場より遅れているのか、市場と同じ形なのか」を区別できる。形が同じなら焦って動く必要はなく、形が違うときに初めて在庫とレートを動かす理由が生まれる。
よくある質問
Q. 推定OCCが実際の稼働率より高く見えるのはなぜか。
A. OTA等に掲載されている残室から逆算した値で、掲載されていない客室は消化済み側に数えるため、実際の客室稼働率より高めに出る。本記事では水準そのものより、カテゴリ間の差と時間の経過に伴う変化を読むことを主眼にしている。
Q. 「直前」の残り日数が宿泊日ごとに違うのはなぜか。
A. 2026年9月28日の最新観測を「直前」として使っているため、宿泊日が先になるほど残り日数が長くなる。複数日を平均した比較では、全日で観測がそろう10日前を共通の直前点とした。
Q. 10月の推定成約ADRを示さないのはなぜか。
A. 現在・未来月の推定成約ADRは販売状況に応じて変動するため、本記事では確定した月(2026年7月・8月と前年の各月)だけを月次で参照した。
データについて
本記事で使う指標の定義と対象
推定OCCの定義OTA掲載在庫ベース稼働率 = 100 − 100 × OTA掲載残室数 ÷ 総客室数。対象は総客室の30%以上をOTAに掲載する施設で構成した固定コホート(各宿泊日で同じ施設集合)。OTA上で販売される在庫の消化状況に基づく推定値であり、実客室稼働率とは定義が異なる(掲載外の客室を消化済み側に数えるため高めに出る)。
ブッキングカーブ宿泊日の45日前から直近までの観測に基づく。定点は45日前・30日前・直前(2026年9月28日の最新観測)。
推定成約ADRの定義OTA等の販売データ(最安プラン水準×業態別係数・複数チャネルのアンサンブル)から推定した成約価格水準(税抜相当)。過去月は確定値、現在・未来月は現時点の販売状況に基づく推定値。公表運営実績との照合で誤差中央値6.6%。本記事では確定値のみを使用。
対象 N=ブッキングカーブ(10月宿泊日): シティ23施設/3,674室(10/27〜31は24施設/3,825室)、ビジネス173〜176施設/26,055〜26,336室。経過月実績: 8月 シティ22〜23施設・ビジネス171〜175施設、9月 シティ21〜23施設・ビジネス171〜175施設。推定成約ADR: シティ30〜31施設、ビジネス319〜327施設(月により異なる。表中に記載)。いずれも愛知県。
データ時点データ時点: 2026年9月29日。販売状況・在庫は日々変動するため、本記事の数値は取得時点のスナップショットである。
参考資料・出典一覧
■ データソース
メトロエンジンリサーチが宿泊日ごとに観測しているOTA掲載在庫・価格データ(愛知県のシティホテル23〜24施設、ビジネスホテル173〜176施設の固定コホート)。大会会期はスポーツ庁の公表情報に基づく。
■ 試算前提
推定OCCは「100 − 100 × OTA掲載残室数 ÷ 総客室数」で算出し、総客室の30%以上をOTAに掲載する施設に限定した。10月1日〜8日の平均は、45日前から10日前までの観測がそろう8宿泊日の単純平均。「直前」は2026年9月28日の最新観測。推定成約ADRは確定月(2026年7月・8月と前年同月・前年10月)のみを使用した。
■ 限界・留意点
推定OCCは掲載外の客室を消化済み側に数えるため、実際の客室稼働率より高めに出る。シティホテルは施設数が少なく(N=23〜24)、1施設の在庫変動が平均に与える影響が大きい。10月の数値は取得時点のスナップショットで、宿泊日までに変動する。大会会期との重なりは日付の一致を示すもので、需要増の要因を特定したものではない。
■ 市場データ・公的情報
スポーツ庁「第20回アジア競技大会(2026/愛知・名古屋)第5回アジアパラ競技大会(2026/愛知・名古屋)」
