「星野リゾート」が来年夏、佐賀県嬉野市に開業を予定している温泉旅館「界 嬉野」のイメージ図を公表しました。テーマは「美肌」。施設の魅力と佐賀県に進出する狙いについて、代表への単独インタビューで迫りました。

■会見
「来年、2027年夏には、嬉野温泉に佐賀県初進出となる『界 嬉野』を開業いたします。」

星野リゾートは9月30日、佐賀県嬉野市に来年夏、開業予定の「界 嬉野」について会見を開きました。

星野リゾートは、ことし7月に北九州市に「BEB5門司港 by 星野リゾート」を開業するなど、九州でも多くの宿泊施設を展開していて、現在、国内では76、海外でも5つの施設を運営しています。

今回オープンする「界 嬉野」は、星野リゾートが展開する温泉旅館ブランドのひとつで、地域の伝統文化などを取り入れるのがコンセプトになっています。

嬉野温泉ならではの狙いもあります。

■星野リゾート・星野佳路 代表
「美肌に特化しているんですよね。」

“日本三大美肌の湯”と言われる嬉野温泉の特徴を生かしたつくりになっています。

全28室の客室には、すべてに露天風呂が付いています。

さらに、美肌小舎と名付けられたこちらの施設。

地元の肥前の地層をイメージした円形の外観が特徴的な、スパトリートメント施設です。

ミストサウナや泥を使ったトリートメントなどが体験できる計画で、温泉と合わせて“美肌の湯”を実感できる施設を目指しています。

気になる価格は、現時点ではまだ決まっていないということですが、1部屋2人の利用で、1泊1人あたり4万円から6万円以上のプランなどを検討しているということです。

会見のあと、星野リゾートの星野佳路代表がFBSの単独インタビューに応じました。

まず、尋ねたのは。

■中村安里記者
「どうして嬉野だったのでしょうか。」
■星野代表
「美肌の湯で有名であることと、観光のビジネス視点でいうと福岡からの距離が非常に近いこと。美肌の要素に特化することによって、通っていただけるような温泉旅館になるといいなと思っています。」

一方で、需要が見込まれるインバウンドについて、九州運輸局の調査では、ことし1月から6月までの九州への外国人の入国者数は、去年の同じ時期と比べて10万人近く減少していることが分かっています。

星野代表は、それぞれの県で観光客を奪い合うのではなく、九州全体で観光振興を進めていくことが重要だと指摘します。

■星野代表
「世界の人から見ると一つの島に見えていて、その島に九州という名前があるわけだから、そのブランドを世界に発信する。九州はどんな島で、どんな観光ができて、どんな楽しみがあるかを世界に伝えていく。それぞれの県の自分の利害を超えて、どうやって九州ブランドを世界に出していこうとまとまれるのか。そこが一番難しいですが、最も大事な戦略的な柱になると思っています。」

九州を盛り上げる起爆剤となるのか。

「界 嬉野」は、来年夏に開業予定で、予約は春から始まるということです。

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