和歌山で人財創出プロジェクト
田辺でフィールドワーク実施

和歌山県、関西電力、事業構想大学院大学は、和歌山県の発展に資する人財創出を目的に2026年3月2日付で連携協定を締結し、同年5月から「地域新価値共創プロジェクト~WACCA2040~」を開講した。約9カ月間にわたる研究会を通じて、異業種・多様な立場の参加者が共創し、地域の未来を担う次世代人財の育成と、新たな地域価値の創出を目指している。

研究の一環として8月、紀南地域の課題や資源への理解を深めるため、田辺市でフィールドワークを実施した。まず、田辺市役所「たなべ営業室」を訪問。産学官金連携で地域課題解決と人財育成に取り組む「たなべ未来創造塾」の活動や、地域内外の人財をつなぐ市役所の取組みについて話を聞いた。

続いて、人・企業・行政をつなぐ拠点「tanabe en+」(南紀みらい)を訪問。多様な主体の交流から新たな事業を生み出す場づくりについて、実践者と意見を交わした。さらに「田辺市熊野ツーリズムビューロー」では、世界遺産・熊野古道などの資源を守りつつ「量」より「質」を重視する持続可能な観光地づくりの姿勢に触れた。

研究員らは今回のフィールドワークを通じて、地域資源の活用に加え、人財育成や関係人口の創出が地域活性化を支える重要な要素であることを実感。行政・企業・住民など多様な主体の連携が新たな価値創出や持続可能な仕組みづくりにつながることへの理解を深めた。また、現場対話を通じて地域課題や事業の背景をより具体的に捉える機会となった。

来年2月の最終発表に向けて、今回得た視点や気づきを活かし、多様な主体を巻き込みながら、和歌山県の新たな地域価値の創出に向けて研究を進めていく。

「地域新価値共創プロジェクト~WACCA2040~」の研究員が、和歌山県田辺市「tanabe en+」等を訪問し、地域の課題や資源への理解を深めた

介業界を越えた対話から生まれた
事業構想を深める新たな視点

事業構想研究所の1社型プロジェクト研究では、1社から複数名の研究員が参加し、研究を行っている。異業種との議論を通して知見と視野を広げるために、複数社での合同研究会も実施。8月25日には、事業構想大学院大学東京校にて、四国銀行の「四銀事業構想プロジェクト研究(第1期)」と、日特建設の「日特建設事業構想プロジェクト研究」による合同研究会を開催した。両社から各10名、計20名の研究員が参加し、企業や業界の垣根を越えて交流しながら、事業構想について考えを深めた。

合同研究会では、両社の研究員が3つのチームに分かれ、共通のテーマについて議論を行った。研究員は、それぞれが業務や日常生活の中で得た経験、感じている課題や問題意識を持ち寄り、多様な視点から意見を交換。チーム内でアイデアを組み合わせながら構想をまとめ、最後に議論の成果を発表した。担当教員の事業構想大学院大学 井手隆司教授からは、事業構想のきっかけとして、自らの経験や体験、そこから生まれた思いを起点にすることの重要性が伝えられた。

四国銀行の研究員にとっては、先行して研究に取り組む日特建設の研究員との対話を通じて、アイデアを事業構想へと発展させていくプロセスを具体的に捉える機会となった。一方、日特建設の研究員にとっても、金融業に携わる研究員ならではの発想や異なる視点に触れ、自らの構想を改めて見つめ、深める機会となった。

研究会終了後には懇親会を実施し、互いの気づきや研究テーマについても対話が広がった。今回生まれたつながりを、今後の研究活動や新たな事業構想へとつなげていく。

四国銀行、日特建設の2社の合同研究会では、業界を越えた活発な議論がなされた

2社合同でディスカッションが行われた

プロジェクト研究

プロジェクト研究は、事業構想大学院大学 修士課程のカリキュラムのエッセンスを活かし、研究参加者の新たな事業構想と事業計画構築を行う1年間の研究会です。

担当教授が1年間を通じて、多彩なゲストを招きつつコーディネートとファシリテーションを行い、研究員の知見を高めながら推進していきます。

プロジェクト研究 概要

研究会:定例研究会(1回4時間、隔週24回開催、共同研究会年6回)等

形式:テーマ型/一社型

目的:新規事業、既存事業の再構築、地域活性などの構想・構想計画構築

定員:10〜15名

主担当教員:事業経験豊富な実務家教員

事業構想セミナー・説明会

セミナー、プロジェクト研究の説明会を実施しています。

⚫︎新規事業開発プロジェクト研究(東京・第15期)説明会
10/7(水)18:00〜18:30 東京校/オンライン
(東京校:東京都港区南青山3-13-18)

詳細・申込は事業構想大学院大学公式ホームページより

 

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