【大阪造園土木株式会社グリーンアドバイザーの山本義則さん】

令和8年8月27日(木曜日)、大阪市のコミュニティ農園「Urban City Farm OZ」を訪問し、運営者である大阪造園土木株式会社(以下「大阪造園土木」という。)グリーンアドバイザーの山本義則さんに、屋上農園での地域貢献や食育の取組、農園設計の工夫についてお話を伺いました。

「Urban City Farm OZ」の概要


【農園入口から見た風景】

【「Urban City Farm OZ」の垂れ幕】

「Urban City Farm OZ」は、大阪造園土木の本社屋上に整備された農園です。大阪造園土木の地域貢献への想いと、地域の方たちの「土に触れる体験」をしたいという想いが発端となって誕生しました。
農園の設立計画をスタートする際には、大阪造園土木、(一社)環境事業協会、地域の幼稚園、地域住民からなる「Urban City Farm OZ連絡協議会」が立ち上げられています。 今回お話を伺った山本さんは、農園運営の中心人物であり、造園・公園管理から樹木や花・野菜・肥料等まで幅広い知識を持つスペシャリストです。

「大阪」をテーマとした農園設計


【農園の設計イメージ図】

【山本さんから農園の説明を受ける有江地方参事官(左)】

【真っ赤に実ったミニトマト】

農園は「大阪」をテーマに設計されており、
★豊臣秀吉の千成びょうたんをイメージした中央広場
★御堂筋のイチョウ並木から四隅にはイチョウの植栽帯
など、造園土木会社ならではのアイデアとこだわりが詰まっています。
訪問時には、ひょうたんやゴーヤ、キュウリ、トマト、ナス、イネなど、夏野菜を中心とした多様な作物が栽培されており、ビルの屋上でありながらも緑が生い茂る異空間となっていました。

幼稚園と連携した食育の取組とイベント活動


【バケツに植えられたイネ】

【幼稚園からの御礼の手作りカレンダー】

「Urban City Farm OZ」では、近隣の幼稚園と連携した食育の取組を行っています。 実施内容は、バケツでの田植えや稲刈り、野菜の収穫など。さらに、菜園をテーマにした絵画制作なども行い、環境イベントにおいてはその園児たちの作品を展示しているとのことです。

園児が収穫した野菜は、幼稚園を通じて各家庭に持ち帰り、自宅で食べてもらうようにしており、幼稚園側からは、「幼稚園での食べ残しが減り、家庭で野菜を食べるようになった」「食べ物を大切にする意識が育っている」などの成果が報告されています。

また、年に数回一般市民向けイベントも開催。農園で栽培されているミントを摘んでモヒートを楽しむイベントでは、毎回大勢の人が屋上農園に集い、ここでしか味わえない夜を楽しんでいます。

今後について


【現在の大阪造園土木の社屋】

【農園の活動について説明する山本さん】

大阪造園土木の現在の社屋が建て替えとなり、すぐ隣に新社屋が建設されています。既存の農園は建物の取り壊しに伴い撤去されますが、新社屋の屋上に同様の農園を作る予定とのことです。今後行われる造園工事は、防水・灌水設備・培土設置といった施工過程を一般市民向けに公開することも検討されています。

地域貢献への想いと「土に触れる体験」をしたいという願いから生まれた「Urban City Farm OZ」。新たな場所に移っても、大都市に息づく貴重な緑の場として、また、幼稚園の園児をはじめとする子どもたちや地域の人々が農に親しみ、食の大切さを学べる場として、これからも歩み続けていくことでしょう。

お問合せ先

大阪府拠点

TEL番号:06-6941-9062

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