【9月30日 CGTN Japanese】中国国家電網の発表によると、中国初の2トン級積載係留気球が9月21日、西藏(チベット)自治区・広東間超高圧直流送電プロジェクトの西藏区間で試験運用に成功しました。道路を建設することも、資材運搬用の索道を架設することもなく、直径25メートル、容積8000立方メートル、高さ8階建てのビルに相当する係留気球を浮上させ、重さ2トンの送電鉄塔用資材を標高4000メートルの険しい尾根までつり上げました。これにより、高地や山奥での工事に新たな「環境に優しい空の輸送ルート」が加わった形です。

この装置は、簡単に言えば気球と地上の制御装置をケーブルでつなぎ、ケーブルを繰り出したり巻き取ったりすることで、気球の高度と水平方向の位置を正確に制御し、資材を任意の地点間で直接輸送する仕組みです。

西藏・広東間超高圧送電プロジェクトの今回の試験区間は、全線が標高4000メートルを超える山奥の無人地帯に位置しています。鉄塔の基礎の多くは、道路が通じていない険しい尾根に設けられており、全区間の中でも標高が最も高く、交通条件が最も厳しい工区です。これまでこうした場所では、道路の建設はコストが高い上、生態環境への影響も大きく、索道の設置も難易度が高く、さまざまな制約がありました。このため、資材輸送は工事の進捗を左右する最大の課題の一つとなっていました。

国家電網電力工程研究院の送変電工学技術研究所の責任者によると、研究チームはこの係留気球輸送システムを独自に開発し、強風下での姿勢の不安定さや移動経路のずれといった課題を克服しました。地上の係留システムで気球の動きを制御し、送電鉄塔用資材を自動でつかんだり離したりすることで、資材輸送を行います。(c)CGTN Japanese/AFPBB News

 

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