中国メディアの青島新聞網は25日、ドラマ・映画制作会社の東陽嗨楽影視娯楽がファン・ビンビン、ファン・チョンチョン姉弟に返金を求めたと報じた。写真はファン・ビンビン。
中国メディアの青島新聞網は25日、ドラマ・映画制作会社の東陽嗨楽影視娯楽が俳優のファン・ビンビン(范冰冰)、ファン・チョンチョン(范丞丞)姉弟に返金を求めたと報じた。
同社は24日夜、「ファンさん、返金してください!―ある債権者のファン・ビンビン氏に対する公開書簡」と題した文章をSNSに投稿。その中で、「6700万元(約15億7000万円)の返金を命じる判決が出たにもかかわらず、一銭も返ってきていない」と訴え、かたやファン・ビンビンが手がける美容ブランド「Fan Beauty」は年商約18億元(約422億円)に上ると報じられているなどと指摘した。
「書簡」によると、嗨楽影視は2017年4月、ファン・ビンビンと母親が15年に立ち上げた無錫愛美神影視文化と、ドラマ「大秦女首富」(「巴清伝」)の制作に共同出資する協定を締結。18年になってファン・ビンビンの巨額脱税が明らかになり、作品が配信できないことを巡って同社は制作に投じた資金を返すよう求めた。しかし、話し合いはまとまらず、19年5月に提訴。21年9月に北京市高級人民法院は愛美神に対し、投資元本および収益6700万元と支払い遅延に伴う違約金を同社に支払うよう命じる判決を出した。
ただ、その後、愛美神は「お金がない」状態となり、5年たった今も嗨楽影視は一銭も受け取っていないという。
「書簡」はファン・ビンビン個人に対する追徴課税、延滞金、罰金が計8億元(約187億円)余りに上り、それが数カ月のうちに支払われたことにも言及。また、愛美神の「お金がなくなった」ことを巡って「われわれも一時は本当にお金がないのだと思っていた」と述べてから、愛美神が「返済できなかった」期間に起きていたという六つの出来事を挙げ、この中ではファン・チョンチョン名義の個人独資企業についても触れた。
「書簡」は他にも愛美神の破産申請が受理される前の動きなど、ファン・ビンビン側に対する複数の疑問を記し、最後の方ではファン・ビンビン、ファン・チョンチョンの2人に向けて「話をはっきりさせよう」と要請。文末では、6700万元にこれまでの利息を加えた額を返すよう改めて求めた。(翻訳・編集/野谷)
