
障害者アーティスト(奥左)から作品解説を聞く参加者
障害者のアートを支援し、共生社会を目指すワークショップ(岡山市、岡山障害者文化芸術協会主催)が27日、同市北区幸町のきらぼしアートセンターで始まった。福祉関係者らが作品を鑑賞して理解を深め、価値を高める方策を議論。11月までの3回で課題を共有し、解決策を探る。
岡山県内の障害者アーティストや岡山商工会議所、県立美術館、福祉施設などから約30人が参加。東京芸術大社会連携センター長の伊藤達矢教授(美術教育)らを進行役に絵画、造形、デジタルアートといった障害者の作品約30点を鑑賞した。
3班に分かれて対話型鑑賞をし「イルカが笑っているようで楽しい」「蒸気機関車が動き出しそう」と感想を語り合った。作者から色使いや表現法の解説も聞き「構図を決めて描くのか」「制作日数は?」と尋ねていた。
意見交換では、アーティスト側が「作品を見てもらう機会が少ない」「お金がなく、親が援助しないと制作を続けられない」と発言。これに対し「企業が社会貢献する基金をつくり支援すれば」「制作できる場を増やしたい」との声が出た。
岡山市は本年度から3年間で障害者が制作活動を維持し、自立できる仕組みを目指す。ワークショップはその一環で10月24日、11月8日も開き、具体策を詰める。(大立貴巳)
