日本一人口の少ない町、山梨県早川町に山遊びの基地をつくろうと、クラウドファンディングで資金を募る男性がいます。背景には自然と人と境界を守らなければという危機感がありました。
【写真を見る】「山遊びの基地つくりたい」里山の荒廃に危機感を抱く男性 クラファンで資金募る 山梨
「『山の共同よろず小屋』という事業を始めたいと思っています」
今月、富士川町の自然食品を扱う商店でプレゼンをしていた男性。早川町で民宿を営む鞍打大輔さんです。
鞍打さんが早川町内に計画しているのは、山遊びのベースキャンプとなるような拠点「山の共同よろず小屋」の建設です。
実現に向け、この日は地域住民らにクラウドファンディングへの協力を呼びかけました。
鞍打さんが思い描く「山の共同よろず小屋」は周辺の山で山菜やきのこを採ったりそば打ち体験をしたりする、いわば“山遊びの基地”。目指すのは地元の人や観光客も含め、利用する人が交流を深める拠点です。
建設場所に決めているのは山と人里の境にある里山エリア。早川町で進む里山の荒廃が、鞍打さんを拠点整備へと動かしました。
鞍打さんによりますと、少子高齢化の影響で山に入る住民が減り里山が荒廃。その結果、クマが頻繁に出没するようになるなど、人里と自然の境があいまいになっているといいます。
鞍打大輔さん
「甲府、町にもクマが出始めたり獣が農作物を食べたりというような被害が出始めているので、どこかで誰かが山と人、自然と人との境界を守って行かなきゃいけないんだろうと」
鞍打さんは「山の共同よろず小屋」を、人が山に入るきっかけにしようと考えています。
鞍打大輔さん
「単なる義務とかではなかなか難しいので、長続きしないので。楽しみながら山と関わることをそれぞれの人の日常にしてもらうような、そんな取り組みをしていきたいということです」
鞍打さんは「山の共同よろず小屋」に向けて現在、クラウドファンディングで資金を募っています。目標金額は1000万円で、達成まで300万円ほどになっているということです。
