【長野県諏訪市|mitaya micro hotel】街を楽しむための宿とコンビニ/音と緑と街との関係 from ototabito #10-1
ランドネ本誌で連載を続けるミュージシャンのKeishi Tanakaさん。2024年6月から、連載のシーズン3として「音と緑と街との関係」をスタート。本誌ではKeishiさん本人とその街との関係について読むことができます。そして、こちらのWEB版ではさらにおすすめのスポットを3回に分けて紹介してもらいます。
Keishi Tanakaさんの連載が掲載されている最新号は、こちら!
>>>『ランドネNo。145 11月号』。
街を楽しむための宿とコンビニ
街全体を好きになるという感覚がある。ライブのオファがあって初めて訪れる街もまだまだたくさんあるし、『ランドネ』を含むアウトドア雑誌の取材で行くこともあるが、仕事を越えて、好きという感覚になるきっかけは、やはり人なのだと思う。その街に住む人が、なぜその街を選んだのか。生まれ育った街なのであれば、なぜそこに残ったのか。語らなくてもいい。それを知りたいと思う気持ちが、好きになる準備なのだ。人に興味をもち、街に興味をもつ。今回、本誌で紹介した諏訪を好きになったのも、その順番だった。
今回紹介するのは、昨年2025年にオープンしたばかり「mitaya micro hotel」。その名のとおり、小さな宿である。友人からホテルをオープンすると連絡をもらい、すぐに1泊2日の小旅行に出かけた。とても居心地のいい部屋だったなと、いまでもふと思い出す。
諏訪にある、古材と古道具を販売する建築建材のリサイクルショップ「リビルディングセンタージャパン」が関わっていることもあり、このホテルの内装もとてもすてきだ。共有のキッチンダイニングからは、街の雰囲気を眺めることができるし、このスペースで新しく生まれる会話もありそうだ。
ホテルから徒歩3分のところにある「太養パン店」でパンを買って、朝食を食べた。まさにこのホテルに泊まり、街を楽しんでいる気持ちになった瞬間だった。
僕が諏訪を好きになった理由は、このホテルの徒歩圏内にすてきなお店がいくつかあり、街全体を楽しむように設計されているように感じられたことだった。設計というのは、それぞれのお店の場所もそうだが、小さな地図を用意して、それぞれが紹介し合っている感じを含めてのこと。とても気持ちがよい。諏訪湖の景色もあいまって、とても穏やかな街に感じられたのだ。
最後に、ホテルの1階にあるコンビニ「わざマート諏訪店」を紹介しておこう。コンビニのような店構えと気軽さをもつお土産屋と言ったほうがよいのだろうか。ここでしか買えない商品や、気になるお土産が揃っている。ぜひ「mitaya micro hotel」とセットで訪れてほしい名店である。
mitaya micro hotel
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わざマート
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<ototabito(オトタビト)>
音楽をきっかけとした、自然と街、そこで暮す人たちと出会うアウトドア旅を提案。アーティストが、自身の音楽とつながりのある街と思い出の場所を紹介します。
<Keishi Tanaka>
1982年11月3日 北海道生まれ。ミュージシャン。弾き語りとバンド編成でライブ活動を続ける。新曲「君の夜には」をリリースし、7/26の[FUJI ROCK FESTIVAL ’26]にも出演を果たし、8/28 大阪 CONPASS、9/19 江ノ島 OPPA-LAでのリリースパーティーも決まっている。1年限定でRiddim Saunterとしても活動中。
テキスト◎Keishi Tanaka/
ランドネ編集部
