原油をめぐる情報が錯綜気味だ(画像:Sandinashr/Shutterstock.com)

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米国でディーゼル輸出制限の動き?

この先、日本は供給が詰まることはない?

 米WTI原油先物価格(原油価格)は今週に入り、1バレル=88ドルから97ドルの間で推移している。「サウジアラビアの原油輸出が回復する」との観測が「売り」を誘い、原油価格は一時、90ドル割れとなった。

 ロイターは9月22日、「サウジアラビアは原油を輸送する東西パイプラインの操業を再開した。西部の紅海沿岸のヤンブー港からの輸出は同日中に再開する可能性がある」と報じた。同パイプラインはドローン攻撃に遭い、13日に稼働を停止し、ヤンブー港からの原油積み出しも止まっていた。このため、原油価格は一時、1バレル=106ドル台まで高騰したが、「パイプライン再開」の報道を受けて、急落した形だ。

 だが、「完全再開には数週間かかる」とみられている。イエメンの親イラン武装組織フーシ派の攻撃が続いており、サウジアラビアの原油輸出が本格的に回復するかどうかは不透明な情勢だ。

 サウジアラビアはホルムズ海峡経由の輸出拡大にも躍起だ。

 ブルームバーグは24日、「タンカー追跡データによれば、9月のこれまでの原油輸出量は日量528万バレルに上った。この水準は今年3月以降で最高」と報じた。

 ホルムズ海峡を通る原油輸送に関する情報も錯綜している。

 ロイターは24日、「同日に発表された海運データ(速報値)によれば、23日にホルムズ海峡を通過したコモディティー(商品)輸送船は10隻となり、前日の7隻から増えたものの、10日移動平均の約17隻を下回った」と報じた。ただし、探知を避けるためトランスポンダー(船舶自動識別装置)を切って通過した可能性のある船舶は集計に含まれていない。

 これに対し、米軍の見解は異なる。

 ロイターは24日、「米当局者は『23日に約60隻の商業船がホルムズ海峡を通過した。そのうち、約40隻は米軍と連携して護衛を受けていた。通過した原油は合計で約2200万バレルに上った』と語った」と報じた。

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