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トナミ運輸とJPロジスティクス(JPL)は7月1日、神奈川県横浜市金沢区に2社共同物流拠点を開設したことを発表した。

施設外観
2025年4月16日に、日本郵便がトナミHDを子会社化して以降、2社はグループ内でのシナジー創出に向け議論を重ねてきた。これに対し、グループ一体での物流機能の拡充と強化、人手不足対策としてリソースの有効活用を図るため、拠点の協働化を進めるに至ったという。
今回の共同物流拠点は、その第1弾となり、流通センター機能を備えた新規複合施設に、トナミ横浜営業所とJPL横浜支店の機能を移転することとしたものだ。

施設位置図
施設は、首都高速湾岸線「幸浦IC」から約2.7km、横浜横須賀道路「並木IC」から約3.6km、さらに横浜港(本牧ふ頭)から約18km(自動車で約22分)に位置する。
特に、神奈川・東京エリアへの配送効率に優れ、日本郵政グループの物流ネットワークを生かした全国配送にも適した立地となっている。
なお新施設の立地については、共同配達の拠点とするほかに、北陸地域を中心としたトナミ運輸の配送網と、首都圏以西を主力とするJPLの配送地域の中間地点であることが理由に挙げられている。
また共同施設の成立に合わせて、神奈川県における配送をエリア別で分担するよう体制を改めている。各社のエリアから集荷した荷物を、共同施設で共有することで、従来の全域各社で行っていた配送から、配送地域別での分業化を実現する。

倉庫内観
施設は2階建てで、延床面積は4万3785m2(1万3245坪)。
倉庫面積は3万6678m2(1万1095坪)で、貨物エレベーターを南北に1基ずつ計2基、垂直搬送機を南北と中央に2基ずつ計6基設置している。
また港湾地域であることから、袋詰めの小麦粉やドラム缶といった加工前の重量が大きい貨物を入れることを想定し、床荷重を2.0t/m2と一般的な物流施設よりも高くしている。

トラックバースの様子
トラックバースは片面ホームで30台となっており、1~7番をJPL、8~14番をトナミ運輸が利用する。

日本郵便総合物流戦略部の中谷重則企画役
日本郵便総合物流戦略部の中谷重則企画役は、2社共同について顧客のメリットが大きい点に触れ「自社の取り扱いエリア外でも、共同拠点を通じて受け渡しができ、配送の安定化につながる。両社それぞれでカバーできる範囲が、この拠点を軸に広がればいいなと思う。全国配送に加え、物流と配送の一括化により、顧客の請求をまとめられるなど利点も多い」と語った。
また、配送地域の分担による具体的な効果について質問されると「岐阜での前例を踏まえると、1人あたりの集配重量で約5%ほど効率が上がっている」と示したうえで、広域で実践した場合については今後のデータ次第であるとも述べた。
今回が共同物流拠点の第1弾である点について、今後新たな共同物流拠点の計画について聞かれると「現時点では計画はない。仮に他の土地で計画を進めるとしても、場所を選ぶと思う」とした一方で「共同配送自体は九州と北陸で段階的に進めている」と回答した。
■施設概要
名称:新横浜事業所
所在地:神奈川県横浜市金沢区福浦3-11-2
交通手段:
首都高速湾岸線「幸浦IC」から約2.7km
横浜横須賀道路「並木IC」から約3.6km
横浜港(本牧ふ頭)から約18km(自動車で約22分)
敷地面積:3万3487m2(1万124坪)
延床面積:4万3785m2(1万3245坪)
倉庫面積:3万6678m2(1万1095坪)
トラックバース:30台(片面ホーム)
設備:貨物エレベーター2基、垂直搬送機6基、トラック待機場、駐車場、駐輪場等
床荷重:2.0t/m2
事業開始:2026年6月22日
■各社対応の配送エリア
トナミ:横浜市南区、保土ヶ谷区、港南区、栄区、横須賀市、逗子市、三浦市、葉山町
JPL:横浜市西区、磯子区、戸塚区、旭区、泉区、鎌倉市
両社共配:横浜市神奈川区、中区、金沢区
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