応援購入サービス「マクアケ」で先行販売中。15%オフの早割価格は1足1万2750円。カラーはいよかんオレンジ、しろわたクリームの2色。サイズはS(23〜24cm)・M(24〜25cm)・L(26〜27cm)・LL(27〜28cm)の4サイズ。2026年9月末のお届け予定

「生まれるべきものが生まれ、広がるべきものが広がり、残るべきものが残る世界の実現」をビジョンに掲げるマクアケによる、“アタラシイものや体験の応援購入サービス”の「マクアケ」には、伝統技術を現代的なアイテムに活用したプロジェクトが数多い。この連載では、全国各地の匠の技に注目。実行者の思いとともに、匠の技をどう活用し、どう訴求しているのかを考える。目指すは、47都道府県の匠の技の探訪だ。今回は、愛媛県を訪れた。

今回の技術は…
いよかん人工皮革

スリッパでもルームシューズでもない。「室内履きの新ジャンル」をコンセプトに掲げて登場したのが“ルームサボ”です。

かかとがない形状でありながら、つま先から足の甲まで密着する。脱げにくく、踏み心地は素足より心地よい。何より特徴的なのは、愛媛県の名産・いよかんをアップサイクルした人工皮革を用いたこと──そんな“ルームサボ”は、職人技術と素材を生かした商品を企画販売するモノツク工業と、創業60年のサンダルメーカー・ヤマトの協業により誕生しました。両社共に愛媛県を拠点に活動しています。

このプロジェクトは、モノツク工業の海木寛之代表が “いよかん人工皮革”を開発したことに端を発します。「地域資源と職人に光を当てる」をビジョンに掲げる海木代表は、愛媛の特産品であるいよかんに目を向けました。いよかんはジュース加工後に重量の約50%に当たる部分が搾りかすになる再利用価値が高いフルーツですが、これまで壁材や魚の飼料など付加価値の低い用途に限られていました。海木代表は、高単価素材である人工皮革に活用することを思い付きました。

「地域資源と職人に光を当てる」をビジョンに掲げるモノツク工業。地域に根差す職人と共に、現代のニーズに応えるモノ作りを行うほか、オリジナルブランド「職人むすび」を手掛ける

こうして誕生したのが、パウダー状のいよかんの皮を練り込んだ“いよかん人工皮革”です。特許出願中のアップサイクル技術であり「愛媛県資源循環優良モデル(スゴeco)」にも認定されています。開発には約2年半を費やし、数多くの試作を重ねました。

最大の難関は、かんきつ類に多い油分と水分が人工皮革の樹脂と反応し、小さな穴が空いてしまうこと。試行錯誤の末にたどり着いたのが、“4層構造”でした。いよかんパウダーを含む表層と、油分や水分の浸透を防ぐ中間層を組み合わせることで、鮮やかな色合いを保ちながら耐久性を実現しました。表面にはコーティングを施し、汚れにくさと果実特有の艶を再現しました。

この素材に惚れ込んだのが、ヤマトでした。同社は「履物は履きやすく」を理念に掲げており、“ルームサボ”のため立体成型製法と一体組み付け縫い込みを磨き上げたメーカーです。展示会での出合いをヤマトの担当者は「これまでなかなかイメージ通りのオレンジ色に出合えなかったが、これはまさに求めていた色だった」と振り返ります。

“ルームサボ”は、履き心地にも工夫が光ります。一般に、サンダルはクッション性を担保するため、アウトソールの下に樹脂層を重ねますが、ヤマトの提案であえてそれをなくしました。「人によっては作りかけに見えるらしい」と海木代表は笑いますが、この大胆な決断が地面をつかむような踏み心地を生みました。

海木代表は「いよかんの含有量を高める研究を続けるほか、キウイフルーツなどかんきつ以外にも手を伸ばしたい。愛媛はフルーツだけでなく優れたモノ作りも生み出せることを伝えたい」と意気込みます。

“ルームサボ”の4つのポイント

1.いよかんの皮を生かす
アップサイクル技術

いよかんの皮をパウダー状に加工し、人工皮革に練り込む特許出願中の技術です。ジュース加工後に捨てられる部分を、高付加価値素材へと変換します。「愛媛県資源循環優良モデル(スゴeco)」にも認定されました。

2.本物のいよかんを忠実に
再現した色と質感

単なる色合わせではなく、表面の凹凸感や鮮やかな色合い、光沢まで、いよかんを丁寧に再現しました。オレンジと黄色の2色を用いた凸部分の表現が、リアルな質感を生み出しています。

3.油分・水分に対応した
4層構造

かんきつに多い油分と水分が人工皮革の樹脂と反応してしまう課題を解決するため、4層構造を生み出しました。いよかんパウダーを含む表層、中間のシールド層、接着層、基布の4層が、美しい見た目と耐久性を両立しています。

4.60年の熟練技術が生み出す
履き心地

履き物を60年間作り続けてきたヤマトの、立体成型製法と一体組み付け縫い込みを採用しました。さらにアウトソールを一層構造にする独自設計により、地面をつかむような踏み心地を実現しました。

愛媛発!
応援購入が高額なプロジェクト3選

“アタラシイものや体験の応援購入サービス”の「マクアケ」で大きな反響が寄せられた愛媛県発のプロジェクトを3つ紹介する。

PICK UP 1 : 応援購入総額689万9700円

縦型のデザインと充実した機能
薪ストーブ「Flame Chest」誕生!

愛媛県新居浜市の鉄工職人集団「ホド」のキャンプ用薪ストーブ「フレイム チェスト」。火力と暖房力を高める縦型構造で、設置面積はB4サイズほど。予熱室による二次燃焼、大面積ガラス扉、調理可能な天板など機能が充実している。重量11.4㎏で片手でも持ち運べる。

PICK UP 2 : 応援購入総額496万5950円

今治発!特許技術の糸で洗うたび新品以上に復活する
タオル・タオルケットが誕生!

愛媛・今治発、プラーナルによるタオル“バウンス タオル”。柔らかさと吸水性、耐久性を兼ね備えた、コットン100%の日本製。特許技術の糸を使用したため、洗うたびにふわふわとした触り心地が復活する上に、タオル寿命が長い。タオルケットもラインアップする。

PICK UP 3 : 応援購入総額466万円

瀬戸内発「はだか麦の国産ウイスキー」誕生へ
生産者と共に未来を切り拓く。

愛媛県大洲市の小谷酒店が、同県が37年間生産量日本一を誇る特産物“はだか麦”を使った国産ウイスキー“ひめの琥珀”を商品化。日本のウイスキーの父・竹鶴政孝も使用したとされる希少原料を用い、新潟県の蒸留所と共同開発した。アルコール度数63度・200mLのニューボーンウイスキー。

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