石川県の輪島港から北に50キロ、船でおよそ1時間半でたどり着くのは、離島・舳倉島。震災から2年4カ月あまりが経過しても復旧がなかなか進んでいません。この離島で民宿を営む女性も民宿の再開を目指していますが難しい現状があると語りました。
【写真を見る】石川県の離島で民宿を営む女性に密着 能登半島地震以降民宿の再開を目指すも目途が立たない島の現状とは 石川・舳倉島
■海女漁の拠点や渡り鳥の休憩地として賑わった舳倉島 能登半島地震の影響で使えなくなった廃棄物が現在も山積みに
輪島市から北に50キロにある離島・舳倉島は、サザエやアワビなどの海女漁の拠点である一方、日本有数の渡り鳥の休憩地としても知られています。
2024年の能登半島地震では震度5弱を観測し、およそ6メートルの高さまで津波が遡上しました。津波によって建物が倒壊したほか家具や家電が使えなくなり、2025年7月に一度連絡船が再開した時にはその廃棄物が港に山積みになっていました。
長年、舳倉島で「民宿つかさ」を営んできた大角しのぶさんは当時の状況について「そこからゴミがいっぱい道路を挟んでバーッと来た。十数隻とかそれが海に流されてしまった」と話しました。
2025年の時点では、連絡船の運航が週に1、2便だったことで、工事関係者も長期的な作業が困難となっていて、復旧の目途は立っていませんでした。
■本土と舳倉島をつなぐ連絡船が約7か月ぶりに再開し平日は毎日運航に 島民は10人ほどが乗船 久しぶりに舳倉島に行く人も
輪島港の岸壁はカニ漁などの水揚げに利用されることから、漁師のなりわい再建を優先するために2025年11月から舳倉島と輪島を結ぶ連絡船を運休していました。その後、漁が一段落したことで5月18日に連絡船が7か月ぶりに運航を始め、平日は毎日運航になりました。
連絡船には島民およそ10人乗船していて、その中には大角さんの姿もありました。
大角しのぶさん「一番先は窓開けないとだめだね。掃除して布団も良くしないと。何からしようか」
島に向かう船の中では島民同士の会話も聞こえてきました。
大角しのぶさん「私冷凍室3台ダメになった」島民の女性「冷蔵庫新しいのが1台大丈夫なのは冷凍庫2台だけど、1年半ぶりに島に行くから3つがどうなってるのか分からない」大角しのぶさん「まだまだ水道はあるから」島民の女性「水出てきたのはいいけども」
