こちらは、福岡市西区で撮影された動画です。無数の小さな虫が現われ、少しずつ移動していく様子が映っています。この虫は何なのか? なぜ集団で飛んでいたのか? 早速、調べてみました。

■発見した浜地亮さん
「室内を出てすぐ、ここの店の上を全部、覆っているような感じ。」

■当時の音声
「え、なんで。異常発生ですね。ここだけ。」

13日に福岡市西区で撮影された、こちらの動画。無数の小さな虫が飛び回っている様子が確認できます。

■井手妃奈子記者
「車の通りが多い、あちらの辺りで、普段見ない大量の黒いものが飛んでいたということです。」

動画を提供してくれたのは、中古バイクの販売店です。撮影した従業員は。

■動画を撮影した熊川裕之さん
「ちらっと見る、虫がいる。うわ、虫がおるばい、携帯を持って、うわ、本当にハチがいっぱいいると。こんな感じで、ここにばーっと。たぶん、1匹ボスみたいなのがいると思うのですが、それを中心に回っている感じ。10分後ぐらいに様子を見に行ったら、もういなくなっていました。」

動画を拡大すると確かにハチのように見えますが、店の近くに巣はなかったといいます。

この虫はハチなのか?なぜ集団で飛んでいたのか?

玉川大学ミツバチ科学研究センターの原野健一教授に、動画を見てもらいました。

■玉川大学 ミツバチ科学研究センター・原野健一 教授
「大きさや飛び方からすると、ミツバチだろうと思います。たくさんの個体が飛び回るのは、おそらくミツバチの分蜂に出合った時の動画だろうと思います。」

分蜂とは、ミツバチの群れが2つに分かれる現象のことです。

ハチの数が増え、巣が手狭になると新しい女王バチが生まれ、もともといた女王バチは半数以上の働きバチとともに、新たな場所に巣を作るため旅立ちます。

原野教授によりますと、分蜂は4月から6月に起きることが多く、数キロ単位で移動するため、近くに巣がなくてもミツバチの群れを目にすることはあり得るということです。

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