
ギリシャ・クレタ島のソウダ湾を出港するフランスの空母「シャルル・ド・ゴール」(2026年4月7日撮影)。REUTERS/Stefanos Rapanis
[パリ 6日 ロイター] – フランス軍は6日、ホルムズ海峡の安全確保に向けた計画の一環として、空母打撃群を紅海に展開した。また、米国とイラン双方による封鎖が世界経済に与える影響を踏まえ、両国に妥協案を検討するよう呼びかけた。
フランス大統領府高官は、空母打撃群展開の発表後の記者会見で「きょう、われわれが改めて取り組まなければならない理由は単純だ。ホルムズ海峡の封鎖が続き、世界経済への打撃はますます深刻になっている。敵対行為が長期化するリスクはあまりにも深刻で容認できない」と述べた。
また、「われわれが提案しているのは、イランが自国の船舶のホルムズ海峡通過を確保する代わりに、核物質、ミサイル、地域情勢といった問題について米国と交渉することに同意することだ。一方、米国にはホルムズ海峡の封鎖を解除し、その見返りとしてイランの交渉参加の約束を得ることを提案している」と説明した。
フランス軍は声明で、原子力空母「シャルル・ド・ゴール」を中心とする空母打撃群がイタリアとオランダの軍艦を伴い、紅海南部に向かっていると発表していた。
フランスと英国は数週間にわたり、情勢が安定するか、紛争が解決した後のホルムズ海峡の安全な航行の基盤を築くことを目的とした提案に取り組んできた。同提案にはイランとの調整が必要であり、数回の準備会合を経て十数カ国がこの任務への参加意向を示している。
<イランの交渉カード、ホルムズ海峡>
イランがこうした提案を受け入れるかどうかは不透明だ。ホルムズ海峡の支配権は、戦争終結に向けた米国との協議においてイランにとって重要な交渉材料となる。
フランス大統領府高官は「われわれは、ホルムズ海峡の安全確保に向けた準備ができているだけでなく、それを実行する能力もあるというシグナルを共同で発したい」とし、「今後の課題は、イランおよび米国の同意を得ることだ」と語った。
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