島根県出雲市は1日の市議会全員協議会で、市中心部にある旧庁舎跡地の売却先の優先交渉権者に、アミューズメント会社「丸三」(島根県出雲市)を決定したと発表した。発表によると、同社はアートミュージアムやブックカフェなどの複合施設を計画し、市民向け事業説明会を開く予定。6月には市と土地売買契約を締結する。

 市は1~3月、公募型プロポーザル方式で、利便性やにぎわいを備えた中心市街地にふさわしい提案を募り、3社から応募があった。事業計画や売却価格などを総合的に評価し、丸三を優先交渉権者にした。

 市管財契約課によると、事業計画では複合施設は4階建て(約2600平方メートル)で、2029年9月開業を予定。1階は飲食・物販フロア、2階はブックカフェ、3、4階はアートミュージアムとして現代美術の作品を有料で展示する。

 市によると、売却対象の土地(3075・9平方メートル)の購入希望価格は、市が設定した最低価格を2億1700万円上回る4億5000万円だった。売却対象外で、貸し付け可能な土地(約470平方メートル)についても希望があり、市には年間約230万円の貸し付け収入が見込まれるという。

 丸三は4月、市内で運営するホテル「ニューウェルシティ出雲」を、「ART PARK HOTEL(アートパークホテル)」に刷新。グループ全体で、アートを通じて出雲を元気にする事業を進めている。丸三は読売新聞の取材に対し、「日を改めて説明したい」とコメントした。

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